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Windows 10プレビュー版にOneDriveのファイルオンデマンド機能が実装
~OneDriveファイルの常時同期が不要に
2017年6月14日 06:00
米Microsoftは13日(現地時間)、現在ファストリング向けに配信中のWindows 10 Insider Previewビルド16215に対して、OneDriveアプリのアップデートを提供開始した。これにより、OneDrive上のファイルを常にローカルと同期することなく利用できるようになる。
Windows 10のOneDriveは、同期するフォルダ/ファイルをすべてローカルにもコピーする。これにより、マシンがオフラインでもOneDrive上のファイルにアクセスできるが、ローカルですぐに利用しないファイルまでコピーされるため、ストレージ容量が少ないマシンでは、不必要にストレージを圧迫することがある。
今回のアップデートでOneDriveにファイルオンデマンド機能が追加。この機能をオンにすると、エクスプローラー上のファイルアイコンの左下に小さなマークが表示される。
OneDrive上で新規に、あるいは別のマシンで作成したファイルには雲のマークがつき、「オンラインオンリー」の扱いとなる。オンラインオンリーファイルは、エクスプローラーで表示されるが、開くまではダウンロードされないため、ローカルストレージに保存されない。オフライン時はこれらのファイルを開けない。
オンラインオンリーファイルを一度ダウンロードすると「ローカル利用可能」となり、左下に白地に緑のチェックマークがつく。ダウンロードしているためオフライン時でも開ける。ローカルで不要になったら、右クリックし「Free up space」を選択すると、OneDrive上に戻され、オンラインオンリーとなる。
あるいはローカル利用可能にしたファイル/フォルダを右クリックで「Always keep on this device」を選択すると、それらは「常時利用可能」となり、つねにそのマシンで同期される。ローカル利用可能との違いだが、フォルダをAlways keep on this deviceにしておくと、別のマシンでそのフォルダにファイルを作成した場合も、自動的にダウンロードされる。
なお、これらの機能はSharePoint Online team sitesでも利用可能。
OneDriveアプリのアップデートは、今後数日をかけてビルド16215に対して配信されるが、こちらから手動でダウンロードも可能。一般向けにはWindows 10 Fall Creator Updateで提供される。