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ペン周りが強化されたNew Surface Proの製品仕様詳細

New Surface Pro

 米Microsoftは23日(上海時間)、上海で開催中のイベントで新型「Surface Pro」を発表した。製品名はSurface Pro 5ではなく、New Surface Proとなっている。本日より中国をはじめとする各地域で受注を開始、6月15日より出荷する。LTE内蔵モデルは今秋出荷。価格は最廉価モデルで799ドル。日本での取り扱いはまだ不明。

 外観はSurface Pro 4と似ているが、800以上のカスタムパーツを採用し、大幅に刷新している。静音性も強化し、Core i7モデルの騒音は18dBで、Core i5/m3モデルはファンレスとした。

 主な仕様は、CPUが第7世代のCore m3/i5/i7、メモリが4/8/16GB、ストレージが128/256/512/1,024GB SSDから選択可能。CPUのプロセッサー・ナンバーは不明だが、Core i7は Iris Plus Graphics 640を搭載する。OSはWindows 10 Proで、Officeの30日試用版が付属。

 ディスプレイは2,736×1,824ドット(3:2、267ppi)のPixelSenseディスプレイと、仕様上はSurface Pro 4と同じものだが、Surface Bookと同じカスタムシリコンのPixelSense Acceleratorを搭載し、より正確な色表現が可能。また、オプションのSurface Penは筆圧検知が従来の1,024段階から4,096段階となり、傾き検知が可能で、21msと遅延が少なく、感度も高めたものを新開発。加えて、新規開発のヒンジは本体を165度傾けられるようになり、デスク上で緩やかな傾斜を持ったキャンバスに対して自然な角度で作業できるなど、クリエイター向けの強化を図った。

 オプションのキーボードも「Surface Pro Signature Type Cover」というものが新たに用意された。キーストロークは1.3mm。表面はスエード調のAlcantara素材を採用する。

 インターフェイスは、USB 3.0、microSDカードスロット、Surface Connect、Mini DisplayPort、カバーポート、音声出力、IEEE 802.11/ac無線LAN、Bluetooth 4.1、500万画素Windows Hello対応前面カメラ、800万画素背面カメラなどに加えて、オプションでLTE Advancedモデムも内蔵可能するが、通信の詳しい仕様は不明。音響も強化され1.6W×2のDolby Audio Premium対応ステレオスピーカーを内蔵する。

 バッテリ駆動時間は13.5時間と、Pro 4の9時間から5割延びた。本体サイズは292×201×8.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量はCore m3モデルが768g、i5モデルが770g、i7モデルが784gと、i5/i7モデルは若干軽くなった。

4,096段階の筆圧検知が可能な新しいSurface Pen
ヒンジの改良により本体を165度傾けられる
Type Coverも新しくなった