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Surface Pro 4が11月12日より国内発売。124,800円から

Surface Pro 4

 日本マイクロソフト株式会社は、液晶を大型/高解像度化し、薄型軽量を図ったタブレット「Surface Pro 4」を11月12日より順次国内発売し、本日深夜より予約開始する。価格はオープンプライスで、税別参考価格は124,800円から。

 プロセッサは第6世代に進化。液晶サイズは12.3型で、解像度は2,736×1,824ドット(3:2)となっている。ペンは新たに1,024段階の筆圧に対応し、電池寿命は1年間としている。

 タイプカバーは、19mmのキーピッチと1.3mmのストロークを確保しつつ薄型化され、パンタグラフ機構を採用した。バックライトも内蔵する。タッチパッドも面積を40%増やし、5点タッチ対応とした。

 ラインナップは6モデル。最下位は、Core m3/メモリ4GB/ストレージ128GBで、税別参考価格(以下同)は124,800円、Core i5/メモリ4GB/ストレージ128GB構成は139,800円、Core i5/メモリ8GB/ストレージ256GB構成は179,800円。いずれも11月12日発売となる。

 Core i7搭載モデルは、メモリ8GB/ストレージ256GB構成が214,800円、メモリ16GB/ストレージ256GB構成が239,800円、メモリ16GB/ストレージ512GB構成が289,800円。なお、Core i7はeDRAM搭載のIris Graphicsとなっており、現在Intelからも正式発表がないため出荷は12月からとなっている。詳細については後日発表となる。

 それぞれのモデルのプロセッサの具体的なSKUは非公開だが、これはランニングチェンジ(現行モデル販売中に予告なしのマイナーチェンジ)を行なう可能性があるため。発表会での展示機ではCore i5-6300U(2.4GHz)を搭載していた。

 全ラインナップでWindows 10 Proを標準搭載。個人向けはOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービスを搭載する。

 インターフェイスは、USB 3.0、microSDカードスロット、Mini DisplayPort、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、500万画素前面/800万画素背面カメラ、音声入出力などを備える。センサーは光り、加速度、磁気。

 バッテリ駆動時間は最大9時間。本体サイズは約292.1×201.4×8.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量はCore m3搭載モデルが766g、Core i5/i7搭載モデルが786g。

発表会に展示されたSurface Pro 4
キックスタンドを用いて自立するのは従来通り
底面の専用ドックコネクタ
右側面はUSB 3.0とMini DisplayPortを搭載
上部周囲は排気口に囲まれている
付属のSurfaceペン
ペンは一部だけ平面となっており、左側面に磁石でくっつけられる
背面のカメラ
展示機は全てCore i5-6300Uを搭載していた
SSDにはSamsungのMZFLV128を採用。NVMe接続となる
5色のタイプカバーを用意
旧タイプカバー(右)と比較。アイソレーションとなり、キー間に余裕が生まれた。ストロークも深くなった印象を受ける

 オプションのアクセサリは、タイプカバー(ブラック、シアン、ブルー、レッド、ティールグリーン)は税別16,800円、Surfaceペン(シルバー、ブラック、ブルー、レッド)は7,800円、4種類の太さが変えられるSurfaceペン先キットが1,400円、ドックは25,400円で用意される。

 22日に都内で開かれた記者発表会では、同社 代表執行役 社長の平野拓也氏が冒頭で挨拶。「先日、Windowsのエコシステムを構築しているさまざまなハードウェアパートナーのデバイスを紹介したが、これは世界でも日本にしかない試み。本日はMicrosoft自社のハードウェアデバイスの紹介であるが、サードパーティのハードウェアと合わせて、Windowsのエコシステムを熱気にあふれるものとし、革新を繰り返していくことに期待している」と語った。

Surfaceによって2-in-1市場が拡大し、ユーザー層も広がった
教育機関では特にSurfaceの導入が進んでいるという

 本社のSurface & Windows Hardware セールス&マーケティング担当 ブライアン ホール ジェネラルマネージャーも来日し、Surface Pro 4の機能の特徴を紹介。特にSurface Pro 4がペンやドッキングステーションなどのソリューションがもたらす生産性の向上について強調し、「Microsoftの社内では既に次期Surfaceの開発に取り組んでいるが、その開発には実際にSurface Pro 4を使用している」などとした。

Surface Pro 4を手にするブライアン ホール ジェネラルマネージャー
Surface Pro 3ユーザーの98%がほかのユーザーにも勧めたいとしている
Surface Pro 4のプロモーションビデオより。タイプカバーキーボードに指紋センサー付きのモデルが用意されるのだが、現時点では日本向けには販売されない
新たに1,024レベルの筆圧に対応したペン
パンタグラフ構造のキーボード
第6世代Coreプロセッサを搭載し、MacBook Airよりも50%高速
前面向きのスピーカー
高解像度で、オプティカルボンディングされた液晶
0.4mmのGorilla Grass 4を採用。バックライトは1.1mm厚。独自のG5プロセッサを搭載し、タッチとペン入力のレイテンシを抑えた
ペンは消しゴムが付いた
OneNoteやスクリーンショットキャプチャ、Cortanaの起動がペンのボタンで行なえる
5色のタイプカバー
Surface Pro 3と比較して30%高速化
最大16GBのメモリと512GBのSSD
USB Hubのようになったドッキングステーション
デュアルディスプレイで生産性を向上できる

(劉 尭)