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Polaris版のRadeon Pro Duoが発表。HBM非採用やユニット数減少で性能はFiji版に劣る
2017年4月25日 16:27
米AMDは24日(現地時間)、米ラスベガスで開催中のNAB Show 2017に合わせ、Polarisアーキテクチャを採用したプロ向けデュアルGPUビデオカード「Radeon Pro Duo」を発表した。
Radeon Pro Duoは昨年(2016年)の3月に“Fiji”版が発表されており、今回はその最新世代品となる。アーキテクチャはPolarisになっているが、Fiji版でHBMを採用していたグラフィックスメモリはGDDR5に変更されており、Stream Processorの数も8,192基から4,608基に減っている。そのため、処理能力は11.45TFLOPSと、Fijiの16TFLOPSよりも劣る。ただ、販売価格は999ドルになり、500ドルほど低価格になった。
Radeon Pro Duo Polaris版は、Radeon Pro WX 7100がベースとなっており、同WX 7100の2倍のジオメトリスループットを備える。GDDR5となり、その分メモリ容量が増えた関係で、8KやVRコンテンツの編集/制作には利用しやすくなったと言える。
Radeon Pro Duo Polaris版の出荷次期は5月末を予定。
GPU名 | Radeon Pro Duo(Polaris) | Radeon Pro Duo(Fiji) | TITAN X(Pascal) |
---|---|---|---|
GPUクロック(最大) | 1,243MHz | 1,000MHz | 1,531MHz |
Stream Processor | 4,608基 | 8,192基 | 3,584基 |
メモリ容量 | GDDR5 32GB | HBM 8GB | GDDR5X 12GB |
メモリクロック(データレート) | 7Gbps | 500MHz(1Gbps相当) | 10Gbps |
メモリインターフェイス | 256bit×2 | 4,096bit×2 | 384bit |
製造プロセス | 14nm | 28nm | 16nm |
Typical Board Power | 250W | 350W | 250W(TDP) |