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Creators Updateの公開日前に次期Windows 10「Redstone 3」のテストが開始

~Insider Preview「Build 16170」が公開

「Build 16170」となり、ウォーターマークの表示が復活した

 米Microsoftは7日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 16170」をPC向けにFast ringで公開した。

 周知のとおり、Windows 10の大型アップデートとなるCreators Updateは4月5日に手動インストーラが提供され、一般には4月11日より配信が始まる。

 今回のビルドは今年(2017年)の後半に登場予定と言われている大型アップデート「Redstone 3」に向けたものとなり、QualcommのARMプロセッサを用いたx86アプリのエミュレーション機能の実装が予想される。

 主な改善点は下記のとおり。

  • 新しいビルドのインストールにおいて再起動時に“エラー8024a112”が発生し、インストールに失敗してしまう問題を修正。
  • エクスプローラーの共有アイコンを新しいものに更新。
  • Cortanaが無効化されていた状態で、Cortanaのリマインダーが共有可能な対象として表示されていた問題を修正。
  • Miracastの利用において、初のペアリング後にConnect UIが閉じられると、セッションが1分ほどで切断されてしまう問題を修正。
  • 高DPI設定の「System(Enhanced)」のスケールが有効になっている際に、GPUアクセラレーションが効いたコンテンツを利用するいくつかのアプリにおいて、正しく表示されるように修正。
  • 設定で夜間モードのスケジュールを切った後で、即座に夜間モードが無効化されるように修正。

 なお、以前のビルドでも発生していた新しいビルドへのアップデートに失敗する問題が再発している。対処法は以前と同じで『バグ修正が続くWindows 10プレビュー版「Build 15061」。アップデート失敗への対処法も紹介』に掲載しているように、特定のレジストリキーを削除することで解決する可能性がある。