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ロイロ、授業支援アプリ「ロイロノート」の模倣品を販売したとしてベネッセを提訴
2017年3月29日 00:00
株式会社ロイロは27日、株式会社ベネッセコーポレーションに対し、ベネッセによるロイロ製品の模倣から生じた損害の賠償を求める訴訟を、岡山地方裁判所に提起した。
これは、ベネッセが販売するWindows用授業支援アプリ「オクリンク」が、ロイロが開発/販売する「ロイロノート・スクール」に酷似しているためで、ロイロは製品を模倣されたと主張している。
具体的には、作成結果が同じカード方式であるほか、作成結果の連結および解消方法、一連化の表示、各機能の表示、作成ワークスペースといったさまざまなUIや操作方法が似ているという。
これまでロイロはベネッセに対し再三に渡り通知をしたが、対応がなされなかったため、このたび正式な裁判によって解決を図るべく提訴に至ったとしている。
ロイロはリリースの中で、「ベネッセという日本を代表する教育系企業がこのような製品の模倣を行なうことに大変な憤りと落胆、企業倫理に問題を感じております。ましてや教育分野において、これからの変化の激しい時代を生き抜く子どもたちを育てていくソフトウェアが、他社の製品を模倣したものであってはならないと考えております」と述べている。