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DJI、耐候性を備え上方ジンバルマウントをもった折りたたみドローン「M200」シリーズを発表

〜悪天候でも稼働、上方をブレ少なく撮影可能な産業用ドローン

上方ジンバルのカメラで橋を撮影している様子

 DJIは27日、耐候性を備えた産業向け折りたたみドローン「MATRICE 200」シリーズの3機種「M200」、「M210」、「M210 RTK」を発表した。後2機種は同社初となる上方ジンバルマウントを搭載可能。上方向の安定した撮影が可能で、橋梁や風力発電設備のメンテナンスに好適とする。価格は未定で、出荷開始は2017年第2四半期を予定する

 上方の撮影ができることで風力発電タービンや、海上の石油プラントのような垂直方向の点検が効率よく行なえる。また、下方に2つのジンバルマウントをサポートし、同時に2種類のカメラで同時撮影が可能。通常のカメラとサーマルカメラを組み合わせるなど、より多くの情報を収集できる。

 2つのバッテリパックを搭載することで、最大32分間の飛行が可能。折りたたみが可能なボディはIP43等級の防雨性能を持ち、大きな個体や雨水の侵入を防ぐことができるため、より広範囲で活動できる。

 上方のレーザーセンサーや正面のステレオカメラにより、同機種は障害物への接近を正確に把握でき、より安全で高度なミッションにも対応できるとされる。中でもM210 RTKはD-RTK GNSSナビゲーションシステムに対応し、1cmレベルでの正確な空間ナビゲーションが可能となる。

DJIによる動画