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Qualcomm、Snapdragon 835を搭載した単体で動くVR HMD

写真はSnapdragon 820VRDKのもの

 米Qualcommは23日(現地時間)、スタンドアロンVR HMD「Snapdragon 835 Virtual Reality Development Kit(VRDK)」を発表した。今回、新たにSnapdragon 835を搭載し、兼ねてより提供されていたVRDKがアップグレードされる。

 Snapdragon 835 Virtual Reality Development Kitは、片目あたり (1,280x800ドット)、両目でWQHD(2,560x1,440ドット)となるAMOLEDディスプレイを持ち、6軸モーションセンサーやアイトラッキングといったVR HMDとしての機能のほか、LPDDR4メモリを4GB、ストレージ64GB、トラックパッドを備え、ヘッドセット単体でVR体験を完結させることができる。

 カメラや6軸モーションセンサーを、Snapdragon 835と専用のインターフェイスで内部的に接続するHexagon DSP(Digital-Signal Processor)を搭載し、さらに高頻度でデータを取得し、正確なヘッドトラッキングができることで、よりレスポンスや没入感を向上させる。

 同製品は今後発売される予定のSnapdragon 835搭載HMDに備えた開発キットであり、2017年第2四半期にリリースの予定。Snapdragon 835を用いた一般向け製品は2017年第3四半期以降にリリースを予定している。