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Huawei、800万画素の前面カメラで自撮りに強い若者向けスマホ「nova」シリーズ

novaとnova liteを手に持つHuaweiの呉波氏(Device President of Japan & Korea Region)

 本日(2月21日)掲載の記事「Huawei、3,020mAhバッテリ搭載でDSDS対応の5型スマホ「nova」」でお伝えした通り、ファーウェイ・ジャパンはSIMロックフリーの5型スマートフォン「HUAWEI nova」と、5.2型「HUAWEI nova lite」の2機種を発表した。

 同日に製品発表会を開催しており、ここではその時の内容をお伝えする。

若者向けのスマートフォンとして「nova」シリーズを投入

 Huaweiのスマートフォンは、ビジネス向けフラグシップのMateシリーズ、ファッション/写真撮影向けのPシリーズをラインナップしており、今回発表した「nova」シリーズは若者を対象とした製品となる。

 HuaweiでDevice President of Japan & Korea Regionを務める呉波(ゴ・ハ)氏は、日本国内における2016年のSIMロックフリースマートフォンのシェアにおいて、同社が1位を獲得しており、同年12月にはスマートフォンの販売台数で3位に上昇したことを説明会の冒頭でアピール。

 ミッドハイクラスのスマートフォンに注力したことが、功を奏したとしており、若者向けのnovaシリーズを投入することで、さらにシェアを拡大したいとの意気込みを見せた。

2016年のSIMロックフリースマートフォンのシェア。Huaweiは28.8で1位となっている(BCNランキング調べ)
2016年12月時点での販売台数はHuaweiが9.3%で3位に浮上したという(BCNランキング調べ)

5型ながら3,020mAhの大容量バッテリを備えた「nova」

 「nova」は5型とコンパクトながら大容量バッテリを備えた製品。バッテリ容量は3,020mAhあり、比較対象とした挙げられた4.7型のiPhone 7の1,960mAhよりも1,000mAh以上多く、標準的な使い方なら2日間は利用できるとしている。

 HD動画の視聴なら連続13時間、LTE通信でのWeb閲覧なら16時間、音楽再生なら73時間利用可能とし、ゲームなども長時間楽しめるという。

 本体は堅牢な金属筐体で、側面部は曲線デザインを取り入れつつ、金属の美しさを際立たせるダイヤモンドカットを採用。背面は手の平にフィットしやすいアーク形状になっている。また、画面は曲面ガラスを用いた2.5次元ディスプレイとなっており、立体的な印象を与えるという。ベゼル幅1.8mmの狭額縁設計によって、小型ながら大画面を実装可能にした。

 ディスプレイの解像度はフルHD(1,080×1,920ドット)で、コントラスト比1,500:1のIPS液晶を搭載。ブルーライトを約50%カットする視力保護モードなどを備えている。

 Nano SIMスロットを2基備えており、DSDS(Dual SIM - Dual Standby)に対応。2つの電話番号で待ち受けができ、セカンダリのSIMはWDCMA(B1/5/6/8/19)とGSM(850/900/1,800/1,900MHz)が利用可能となっている。

 novaはカメラ機能にも力を入れており、セルフィー(自撮り)のために800万画素の前面カメラを搭載。同社によれば、海外の18~24歳が撮影する3分の1の写真がセルフィーとのことで、Instagramには毎秒100枚のセルフィーがアップロードされているという。

 セルフィー用の機能として、自然な色合いで撮影できるビューティーモード、8つのスタイルから選べるメークアップモードを搭載。顔認識機能で素早く撮影できるほか、本体背面の指紋センサーをシャッターとして利用して楽に撮影することもできる。

 背面のメインカメラはソニー製センサーを採用した1,200万画素のカメラで、1.25μmの大型ピクセルによって暗い場所でも色鮮やかな撮影が可能。像面位相差オートフォーカスとコントラストオートフォーカスを採用しており、0.3秒の高速オートフォーカスを利用できる。また、動画撮影は4K(3,840×2,160ドット、30fps)に対応している。

曲面デザイン
背面は手に馴染むというアーク形状
周囲にカーブがかかった曲面ガラス
側面部はダイヤモンドカット
iPhone 6sとのサイズ比較
ベゼル幅は1.8mm
液晶はフルHD
視力保護モードを備える
iPhone 7と比較した場合、バッテリ容量は1,000mAh多い
指紋認証対応
DTS Headphone:Xに対応
デュアルSIMスロットを備え、DSDS対応
前面カメラはセルフィー特化の800万画素
ビューティーモード
メークアップモード
本体色は3色ある

MVNOでの専売となる下位モデルの「nova lite」

 下位モデルとなる「nova lite」はMVNO専売での提供となり、楽天モバイルの場合は税別19,800円で契約可能。楽天モバイル以外にも、IIJmio、NifMo、BIGLOBE、LINE MOBILE、DMM mobileなどから販売される。

 novaよりも大きな5.2型液晶を搭載しており、解像度は同じフルHDを採用。筐体はプラスチック製だが、両面にラウンドエッジ加工を施したガラス製パネルを備えている。

 CPUはKirin 655(2.1GHz[4コア]、1.7GHz[4コア])を搭載し、メモリはnovaと同じく3GB。ストレージは半分の16GBとなっている。バッテリ容量はnovaよりも20mAh少ない3,000mAh。カメラはnovaと共通となる。

 こちらもSIMスロットを2基備えるが、DSDSはサポートしない。

液晶は5.2型
両面ともラウンドエッジ加工を採用
SoCはKirin 655を採用する
本体色は3色

 今回の発表に伴い、Mate 9のブラックモデルも発表。税別価格は60,800とした。2月24日より予約受付を開始し、3月10日より発売する。

 以下、製品発表会場に展示されていた実機写真を掲載する。

nova
背面
右側面
左側面
天面
底面
ピンク
ブラック
ピンクとブラックの背面
nova lite
背面
左側面
右側面
天面
ブラック
ホワイトとゴールドの背面