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世界スマホ市場、AppleがSamsungを抜く。BlackBerryはシェア0%に

 米調査会社のGartnerは15日(英国時間)、2016年第4四半期における世界スマートフォン市場調査結果を公表した。中でも目を引くのは、OS別調査でBlackBerryのシェアが0.0%と報告されている点や、2016年の出荷台数1位Samsungに対し、第4四半期ではSamsungが7,678万台に対しAppleが約7,704万台と僅差でAppleがSamsungを追い越した点だ。

 Appleを8期ぶりの出荷台数世界1位に返り咲かせた第4四半期の逆転劇の背景には、Samsungの前年同期比3%近い販売台数の伸び悩みがある。このことについて同社のアナリストは「2016年第3四半期におけるGalaxy Note 7の販売中止により、Samsungの製品ポートフォリオに大画面をもつ製品の穴が空いてしまったため」と分析している。

 2016年度を通じた出荷台数シェアでは、Samsungが20.5%、Appleが14.4%と依然としてSamsungがAppleを上回っている。両社を合わせると全体の35%ほどとなる。