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東芝が分社化する半導体事業へ韓SK hynixや米Micronも出資か

 ロイターは7日(米国時間)、株式会社東芝が分社化を予定している半導体事業に対し、ライバル企業である韓SK hynixや米Micron Technologyなどが入札を行なっていると報じた。

 東芝は米原子力事業が行なった買収により想定を超えた"のれん"(買収額と買収企業の評価額の差)が発生したことで、数千億円規模の減損の計上が見込まれている。ロイターの情報源によると、東芝は分社化した半導体事業の資本金に対し20%未満の出資を受け、2,000億円以上を調達することを狙っているという。

 スマートフォン人気により、半導体メーカー各社の供給能力を超えるメモリ需要がある。今回の入札はフラッシュメモリで世界第2位のシェアを誇る東芝のノウハウやそのような巨大な需要が存在するため、参加する各社の関心が高まっており、米Western Digitalや投資ファンド、Micronなども入札しているという。