Lenovo、新ゲーミングPCブランド「Legion」を冠したノートPC

Legion Y720

　Lenovoは、1月3日(現地時間)にアメリカ合衆国ラスベガスでまもなく開幕するCES 2017において、新ゲーミングPCのブランドとなる「Legion」を採用したゲーミングノートPCおよび、コンシューマ向け2in1デバイスのブランドとなるMiixシリーズの新製品として「Miix 720」を発表した。

Lenovoの新しいゲーミングPCのブランドとなるLegion

　LenovoのゲーミングPCは、従来は「Idea」のブランドが冠されていたが、今回の製品からゲーミングPCのブランドが新たに独立しLegionという名称が付けられることになった。その最初の製品が「Legion Y720」、「Legion Y520」の2製品で、いずれも第7世代CoreプロセッサとNVIDIAの単体型GPUを搭載したハイエンド仕様になっている。

Legion Y720とオプションで用意されるゲームコントローラ

　上位モデルのY720は、クアッドコアの第7世代Core i7-7700HQ/i5-7300HQを搭載し、GPUにGeForce GTX 1060(6GB GDDR5)、最大16GBメモリ、最大512GB SSD/2TBのHDDという仕様になっており、Thunderbolt 3にも対応。ディスプレイは15.6型のUHD(4K)/フルHDとなっている。単体GPUにGeForce GTX 1060搭載しているため、VRにも十分利用可能だとLenovoでは説明している。

　サウンドにもこだわっており、Dolby Atmosに対応している。キーボードはオプションでRGBバックライトが選択可能で、設定によりユーザーの好みの色に変更し、暗いところでプレイする場合でも容易に必要なキーを判別できる。本体サイズは380×277×29mm(幅×奥行き×高さ)、重量が3.2kgで、内蔵バッテリで5時間の駆動が可能。

Legion Y520

　下位モデルのY520はCPUは第7世代Coreプロセッサで、GPUは最高でGeForce GTX 1050 Tiを選択可能。ディスプレイは15.6型フルHD。本体サイズは380×265×25.8mm(同)で重量は2.4kgとなる。

　Legion Y720は米国で4月から提供予定で1,399.99ドルから、Legion Y520は米国で2月から提供予定で899.99ドルからとなる見通しだ。

キーボード脱着型のMiix 720。4,096階調筆圧検知のペンを採用

　Miix 720は、Lenovoのコンシューマ向け2in1デバイスのMiixシリーズの最新製品。ディスプレイカバーにもなるキーボードが脱着できる脱着型の2in1デバイスとなる。CPUは第7世代Coreプロセッサ、最大16GBメモリ、最大1TB SSDのストレージという仕様で、12型QHD＋(2,880×1,920ドット)という比較的高解像度のディスプレイを搭載している。

Miix 720

　最大の特徴は、Lenovo ActivePen2と呼ばれる新しいアクティブペンを搭載していること。Lenovo ActivePenは、4,096階調の筆圧検知が可能。また、赤外線カメラが用意されており、Windows Helloの顔認証が利用可能。I/Oポートは、Thunderbol t3に対応したUSB TypeｰCが1ポート、USB Type-AはUSB 3.0とUSB 2.0が1ポートずつ用意される。

Lenovo ActivePen2は4,096階調の筆圧検知が可能

　本体色はシャンパンゴールドとアイロングレーの2色で、米国では4月より出荷開始の予定。価格は999.99ドルからで、追加のペンは59.99ドルとなる。