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東芝、パナソニック製バッテリパックに“別の新たな不具合”

~発煙、発火の恐れで回収へ

対象機種のうちの1つ、dynabook BX/353KW

 東芝クライアントソリューション株式会社は10日、パナソニック製バッテリを採用したノートPCの一部機種において、別の新たな不具合があり、発煙/発火に至る恐れがあるため、無償交換すると発表した。

 同社は1月28日および3月1日付けのリリースで、同社製ノートPCに搭載されたパナソニック製造のバッテリパックの一部ロットに不具合があり、発煙/発火に至る可能性を発表、無償回収プログラムを実施したが、今回、2013年7月以降に製造したノートPCの一部機種のバッテリパックにおいて、別の新たな不具合があり、同様の危険の可能性があると発表した。

 対象は2013年7月~2014年8月に出荷された国内向けの45機種。回収対象個数は44,791個。不具合の原因は、パナソニック工場の電池の電極を製造する工程の管理が不十分であったと推定している。このため以前対象外だったユーザーも、改めて確認するよう注意を促している。

 バッテリ回収プログラムのページでは、自動確認するためのユーティリティを配布しており、ユーティリティ上から直接申し込みできる。また、Webフォームに手入力をすることで交換に申し込める。交換対象だった場合、バッテリを本体から外し使用を直ちに中止するよう呼びかけている。

 ホームページに加え、特設の「dynabookバッテリーパック交換窓口」(0120-444-842)も用意。窓口では12月11日までは土日祝日を含み、9時~19時まで対応を行ない、それ以降は土日祝日/東芝指定休日を除く時間で対応する。