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Googleの人工知能、囲碁の次はStar Craft IIで人間と勝負

 米Googleは4日(現地時間)、同社の人工知能システムを使い、人気リアルタイムストラテジーゲーム「Star Craft II」で人間と勝負させる予定であることを明らかにした。

 ゲームの世界には厳格なルールが存在するため、コンピュータにも対処させやすいが、囲碁のように複雑なものは選択肢の数が膨大であるため、現実的な時間内に答えを出すことが難しかった。そういった中、Googleが開発した囲碁の人工知能システム「AlphaGo」は、先日、世界トップランクの棋士李世ドル氏を打ち負かしマイルストーンを打ち立てた。それ以外にもGoogleは、さまざまなゲームを人工知能に予備知識なしでプレイさせ、ステージをクリアさせることを行なってきている。

 Star Craft IIでは、敵陣に攻め入るまで敵の行動が不明であり、リアルタイムかつ柔軟に相手の戦略に対応することが求められる。GoogleはStar Craft IIの開発元であるBlizzardと協業し、人工知能が同作をプレイできるようにした。人工知能は、画像から敵(人間)の行動を判断し、ゲームを進行する。