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Windows 10プレビュー版「14931」配信。公式にUSB Audio Class 2.0ドライバが実装
2016年9月23日 13:49
米Microsoftは21日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 14931」をPC向けにFast ringで配信した。
前回のビルドのリリース時にも告知されたが、古いビルドを使用しているとプレビュー版ビルドの使用期限切れが10月1日に迫っているとの通知が出るようになっている。期限を更新したい場合はBuild 14926以降にアップデートする必要があり、更新後は2017年5月1日まで期限が延長される。
今回のビルドには新機能の追加はなく、いくつかのアップデートに留まる。内容は下記の通り。
- Feedback Hubがダークモードに対応
Insiderたちから要望が多かったというUIの配色を暗色に変えるダークモードをサポート。 - 地図アプリで交通状態を確認可能
自宅および仕事場への交通状態をアプリバーのトラフィックアイコン上からタップして確認できるようになった。また、直近の交通カメラの状況も見られるようになった。このほか、地図アプリでダークモードがサポートされた。 - Windows 10 PCからSMSを直接送信/受信可能
Windows 10搭載PC/スマートフォンで、Skypeが標準のメッセージングアプリになっていれば、SMSおよびMMSメッセージを直接送信/受信できるようになった。 - USB Audio Class 2.0のオーディオドライバを正式に実装
以前掲載した通り、Build 14912で組み込まれたUSB Audio Class 2.0ドライバが正式に実装され、24bit/192kHzの再生などが可能に。ただし、現状は再生のみで、録音は非対応。録音に関しては今後のアップデートで対応する予定。
このほか、修正された既知の問題として、サインアウトおよびアカウント変更時に発生していたブラックスクリーン、アカウントにログインできない症状が修正。Windows 10標準の計算機、アラーム&クロック、ボイスレコーダーが動かなかった問題も修正した。
なお、モバイル版のBuild 14926でいくつかのInsiderたちの中で発生しているピンパッドが見えなくなり、再起動しても電話のロックが解錠できなくなる問題と、SIMカードが機能しなくなる問題は現在調査中とのこと。この問題が解決するまで今週はモバイル版の新ビルドを配信しないとしている。