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【速報】Samsung、世界最速/最大容量のM.2 SSD「960 PRO」

~960 PROは2TBモデルも登場

新型SSD「960 PRO」と「960 EVO」を発表

 韓国Samsung Electronicsは21日(現地時間)、首都ソウルでSSDに関するカンファレンス「Samsung SSD Global Summit 2016」が開催中である。

 カンファレンスに先立って展示会場が公開され、そこでSamsungの新型SSD「960 PRO」および「960 EVO」が展示されていた。新製品の詳しい情報については、これから始まるカンファレンスで明らかにされると思われるが、ここでは速報として展示から分かった情報をお伝えする。カンファレンスの内容やそれ以外の展示の内容については、別途レポートする予定だ。

2TBに達したM.2フォームファクタの「960 PRO」

 960 PROは、2015年に登場した950 PROの後継として位置付けられるハイエンドモデルであり、M.2フォームファクタに対応する。容量は512GB/1TB/2TBの3モデルが用意されている。M.2 SSDとして世界最速、最大容量を謳う。

 第3世代のMLC V-VANDとPolarisコントローラを搭載し、NVMe 1.2に対応。シーケンシャルリードは最大3,500MB/s、シーケンシャルライトは最大2,100MB/s、4KBランダムリードは最大44万IOPS、4KBランダムライトは最大36万IOPSに達する。

960 PROは、M.2フォームファクタに対応
960 PROのスペック

 一方の960 EVOは、850 EVOの後継として位置付けられるメインストリームモデルであり、容量は250GB/500GB/1TBの3モデルが用意されている。850 EVOは、2.5インチフォームファクタとM.2フォームファクタ、mSATAフォームファクタの3つの形態で提供されていたが、960 EVOは960 PROと同じくM.2フォームファクタのみとなる。

 第3世代の3bit MLC V-VANDとPolarisコントローラを搭載し、NVMe 1.2に対応。シーケンシャルリードは最大3,200MB/s、シーケンシャルライトは最大1,900MB/s、4KBランダムリードは最大38万IOPS、4KBランダムライトは最大36万IOPSに達する。

960 EVOも960 PROと同じく、M.2フォームファクタに対応
960 PROの仕様

 960 PROおよび960 EVOの価格や出荷時期については、明らかにされ次第お伝えする。

今年(2016年)のSSD Summitのテーマは「Journey into the New Possibilities」である