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Microsoft、デスクトップアプリをUWPアプリへ変換するツールをWindowsストアで公開

Desktop App Converter

 米Microsoftは14日(現地時間)、デスクトップアプリケーションを「Universal Windows Platform (UWP)」アプリケーションに変換する開発者向けツール「Desktop App Converter」を、Windowsストアで公開した。

 Desktop App Converterは、「.NET 4.6.1」や「Win32」アプリを、Windowsストアへ登録できるAppXパッケージ(.appx)へ変換するためのツール。「Build 2016」にて発表された「Desktop Bridge(Project Centennial)」の一環であり、今まではMicrosoftのダウンロードセンターからダウンロードする必要があった。

 同社では、既存アプリをUWPへ変換することで、ライブタイル対応やプッシュ通知、コルタナなどのAPIへのアクセス、クリーンなインストール、アンインストール、およびシームレスな更新などが可能になるとしている。

 なお、このDesktop App Converterを利用する以外にも、Windowsインストーラーの大手3大企業、Flexera Software、FireGiant、Caphyonとパートナーシップを結び、それぞれのインストーラー(InstallShield/WiX/Advanced Installer)でDesktop Bridgeのサポートを追加しており、Microsoft Windows Installer(.msi)とAppXパッケージの両方を直接ビルドすることも可能となっているという。

 現時点では、Desktop App Converterが変換できるのはPC向けのWin32/.NET 4.6.1アプリのみとなるが、同社では、将来的にはWindows Phone、Xbox One、HoloLensなど、Windows 10搭載デバイス全てを対象にした移植を可能にする予定。

 Windowsストアでは既に、「Evernote」や、「MAGIX Movie Edit Pro」など、いくつかのDesktop Bridgeを利用したアプリが配信されている。

ストア配信されているEvernote