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トレンドマイクロ、ランサムウェア対策機能を追加した「ウイルスバスター」最新版

~LINEなどのアプリ上で不正なURLの送受信を防ぐ機能も

ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム

 トレンドマイクロ株式会社は、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター」シリーズ最新版を9月1日より発売する。ウイルスバスタークラウド 1年 ダウンロード版の直販価格は5,380円。

 最新バージョンでは、「ランサムウェア」に対する新機能をWindows版に搭載したほか、モバイル向けに、LINEなどのコミュニケーションツールに対応した新機能を追加する。

 ランサムウェアは、国内の個人ユーザにおける検出台数が前年同期比約7.2倍と過去最大の被害を記録しており、国内で検出された内、53%が破壊的かつ悪質化する新種であることが確認されるなど、今後も被害の拡大が懸念されている。

 ウイルスバスターでは、指定フォルダに対するアクセスを監視し、正規のプログラム以外のアクセスを防止することで、ランサムウェアがデータを暗号化することを防ぐ「フォルダシールド」機能を新たに搭載。また、正規のプログラムに偽装する不正プログラムを検知する機能も新たに搭載することで、ランサムウェアの被害を防ぐとしている。

 そのほか、Windows版では「Adobe Acrobat Reader」、「Java」のバージョンをチェックし、適用可能な修正プログラムがある場合、ポップアップで最新版へのアップデートを促す「アップデートお知らせポップアップ」機能を搭載する。

フォルダシールドの設定画面
フォルダシールドのブロック画面

 モバイル版では、Android向けに「LINE」や「WhatsApp」などのコミュニケーションツールでやりとりされるメッセージ上で、フィッシング詐欺サイトや不正アプリのダウンロードサイトなど、不正なURLが送受信されることを防止する「メッセンジャーセキュリティ」機能を新たに搭載。

 加えて、利用するWi-Fiの暗号化強度が低い場合や、パスワードが設定されていない場合に警告を表示する「Wi-Fiチェッカー」機能を新たに搭載した。

 そのほか、Android版では「アプリの脆弱性チェック」やアプリの起動制限機能などが追加されている。

メッセンジャーセキュリティ
Wi-Fiチェッカー

 ライセンスの長さや追加サポートの有無などで複数の製品を用意。

 PC/スマートフォン/タブレットを3台まで保護できる「ウイルスバスター クラウド」とプレミアムサポート付属の「ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム」、スマートフォン/タブレット向けの「ウイルスバスター モバイル」、「ウイルスバスター モバイル+おまかせ! スマホお探しサポート」がラインナップ。

 ダウンロード版のほか、ウイルスバスター クラウドはパッケージ版、ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアムはPOSA版、ウイルスバスター モバイルはPOSA版が用意される。

 価格は以下の通り。

製品名(ダウンロード版)直販価格
ウイルスバスター クラウド 1年版5,380円
ウイルスバスター クラウド 2年版9,680円
ウイルスバスター クラウド 3年版12,780円
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム 1年版7,980円
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム 2年版13,800円
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム 3年版18,580円
ウイルスバスター モバイル1年版3,065円
ウイルスバスター モバイル2年版5,637円
ウイルスバスター モバイル+おまかせ! スマホお探しサポート 1年版4,093円
ウイルスバスター モバイル+おまかせ! スマホお探しサポート 2年版7,180円
製品名(パッケージ版)価格
ウイルスバスター クラウド 1年版オープンプライス
ウイルスバスター クラウド 3年版オープンプライス
製品名(POSA版)価格
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム 1年版オープンプライス
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム 3年版オープンプライス
製品名(POSA版)価格
ウイルスバスター モバイル1年版オープンプライス
ウイルスバスター モバイル2年版オープンプライス