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Surface、学生向けに“非期間限定”で最大42,000円引きにて販売開始
~国内でもデルが法人向けに展開。割引キャンペーンも開始
2016年7月15日 15:48
日本マイクロソフト株式会社は、東京都港区六本木のアークヒルズカフェにて、同社の2in1 PC製品「Surface」シリーズについての記者説明会を開催した。
説明会には同社執行役員 常務 コンシューマー&パートナーグループ担当 高橋美波氏、同社業務執行役員 マイクロソフトデバイス戦略本部 本部長 三野達也氏が登壇。国内におけるSurface製品事業の近況および、今後の取り組みについて解説を行なった。
まず登壇した高橋氏は、初代Surface Proを投入した2013年6月から、今年(2016年)で3年目を迎えたと述べ、Surfaceにより、この3年間で2in1デバイス市場が開拓され、高価格帯のプレミアムPC領域の活性化がもたらされたとアピール。
現在PC市場の21%が2in1で、成長率は+50%に達しているという。また、Surfaceブランドの認知度は6割で、他社のPCブランドに引けを取らない、高い認知度を得られているとした。
Surfaceユーザーの58%はクリエイティブ用途で製品を利用しており、Surfaceペンの使用率も43%と高く、クリエイターからの評価を得られているという。また、全体の29%が学生と若い世代のユーザーが多いことも特徴で、これはApple製品の学生ユーザーの割合が20%程度という点から見ても高い割合であるとした。
法人向けでは、2,310社とリセラーパートナーとして提携し、個人向けでも9グループの量販店で取り扱いがあるとした。
高橋氏は、今後はクリエイターと学生、法人の3つのセグメントに注力してアプローチを行なっていくと述べた。中でも学生は、新たな利用方法などのフィードバックを得られる重要なセグメントであると認識しているとした。
次いで登壇した三野氏は、まずWindows 10 Anniversary Updateについて触れ、新たに実装されるWindows Ink、Windows Helloの拡張などのデモを披露。加えて、株式会社MetaMoJiと提携し、手書き文字をデジタルテキスト変換するアドオン「mazec3」を50%引きで販売することを発表した。
クリエイター向けの施策としては、プロだけでなくハイアマチュアな層もターゲットとして、製品のファンからなる「Surfaceアンバサダー」を対象にAdobeと提携、Creative Cloud Photography Planの割引提供などを行なっているとした。
学生へのアプローチでは、広島大学や甲南大学 マネジメント創造学部などで生協にて推奨PCとして販売されていることを明かし、大学生のPC買い換え期間に合わせた期間限定の学生優待プログラム(学割キャンペーン)を変更し、常時割引価格で販売する優待プログラムを、15日より行なうと発表した。
同優待プログラムでは、Surface Book/Surface Pro 4/Surface 3を対象に、マイクロソフトストア販売価格から最大42,000円が割引かれる。また、Surface Pro 3で用意されていたものと同様に、Surface Pro 4でも、本体とタイプカバーのセットを、教職員向けに文教向けバンドルモデルとして10%割引で販売する。
法人向けには、Surfaceと、ユーザーやデバイス、アプリの管理、データ保護などを行なうMicrosoftのクラウドサービス「Enterprise Mobility+Security(EMS)」、業務の生産性を高めるOffice 365の3つを組み合わせた環境を、「次世代ビジネス標準機」として訴求していくと述べ、Windows 10により常に最新の機能、高度なセキュリティを提供し、テレワークなど多様なワークスタイルに最適かつ、管理も容易であるとした。
ワールドワイドでは発表されていたが、国内でも同様に、デル株式会社が7月下旬よりSurface Pro 4を法人向けに販売することを発表し、法人向けにSurface Pro 4、指紋センサー付きタイプカバー、Surfaceドックの同時購入で最大13,000円引きとなるキャンペーンを15日より行なうと述べた。
既報の通り、15日にSurface製品の販売価格が引き下げられたが、学生向けの割引はそれらを含まないものとなるため、値下げされた価格からさらに割り引かれることとなる。