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ZenFone 3が台湾で正式発表。発売前にスペックをアップデート

~最上位はSnapdragon 821/ストレージ256GBに

ZenFone 3シリーズを紹介するジョニー・シー会長

 台湾ASUSは12日(現地時間)、新世代スマートフォン「ZenFone 3」シリーズを正式発表した。台湾で7月27日より順次発売する。

 ZenFone 3シリーズは、COMPUTEX TAIPEI 2016で発表された製品。今回、製品の詳細仕様が決定した。

 中でも5.7型AMOLED(有機ELディスプレイ)採用の「ZenFone 3 Deluxe」がアップデートされており、最上位モデルはQualcommが先日発表した最新の4コアSoC「Snapdragon 821」を採用することが明らかとなった。CPUは2.4GHz駆動で、GPUはAdreno 530で632MHz駆動となる。また、メモリは6GBのLPDDR4、256GBのUFS 2.0対応ストレージを備える。

 ほか2モデルはSoCがSnapdragon 820(2.15GHz)となるが、ストレージはいずれもUFS 2.0で、中位が64GB、下位が32GBとなる。そのほかFDD-LTEやTD-LTE、2キャリア/3キャリアアグリゲーションに対応することが明らかとなっている。

 台湾での価格は順に24,990台湾ドル(約82,000円)、17,990台湾ドル(約6万円)、15,990台湾ドル(約52,000円)。発売日は未定だが、近々を予定している。

 本体サイズは77.4×156.4×4.2~7.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は170g。

 一方エントリー向けの「ZenFone 3」は5.5型版に加え、5.2型版が用意されることが明らかとなった。いずれもSoCはSnapdragon 625(8コア/2GHz)で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。メモリ/ストレージは5.5型版が4GB/64GB、5.2型版が3GB/32GB。発売は近々を予定している。価格は前者が9,990台湾ドル(約33,000円)、後者が7,990台湾ドル(約26,000円)。

 「ZenFone 3 Ultra」は6.8型フルHD IPS液晶を備えたモデル。台湾での価格は17,990台湾ドル(約6万円)で、7月27日発売。SoCはSnapdragon 652(8コア/1.8GHz)、メモリは4GB、ストレージはeMMC 64GBなどとなっており、アップデートは特にない。

 このほか、Android 6.0搭載の「ZenPad 3S 10」や、SkylakeおよびWindows 10を搭載した「Transformer 3 Pro」シリーズの投入も同時発表された。

【7月15日修正】記事初出時、ZenFone 3 Ultraのストレージを4GBとしておりましたが、正しくは64GBです。お詫びして訂正します。