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東芝、2016年秋モデルは高耐久のビジネスモデルをベースに開発
~デジタイザペン付き12.5型着脱式2in1と15.6型ノート
2016年7月12日 12:00
東芝クライアントソリューション株式会社は、「dynabook」ブランドから2016年秋モデルの2in1およびノートPCを全5機種発売する。価格はオープンプライス。7月15日より順次発売される。
2in1は12.5型の「dynabook RX」シリーズを1機種のみ投入し、店頭予想価格は20万円前後の見込み。一方、15.6型スタンダードノートの「dynabook T」シリーズはスペック別で4機種揃え、店頭予想価格は14万円台半ば~23万台後半の見込み。今回のTシリーズはビジネス向けの「Satellite Bシリーズ」をベースに、コンシューマ向けに開発されたノートPCとなっている。
dynabook RXシリーズ
タブレットとキーボード部分を切り離せる着脱式の12.5型2in1の「dynabook RX82」。筆圧2,048段階のデジタイザペンを付属しており、紙に書くようなスムーズな手書き入力を可能とする。タブレットのみの重量は約730gと1kgを切り、マグネシウム合金の採用によって軽量かつ耐久性を持たせている。
主な仕様は、CPUがCore m3-6Y30(900MHz)、メモリ4GB、SSD 256GB、12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)タッチ操作対応非光沢液晶ディスプレイ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスも付属する。
タブレット側のインターフェイスは、USB 3.0 Type-C、Micro HDMI出力、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.1、microSDカードスロット、200万画素前面/500万画素背面カメラ、音声入出力。キーボードドック側は、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet、HDMI出力、ミニD-Sub15ピンを装備。
本体サイズ/重量はタブレット時が約309×199.9×8.8mm(幅×奥行き×高さ)/約730g、キーボードドック接続時で約309×215.2×21mm(同)/約1.43kg。バッテリ駆動時間は約10時間。
dynabook Tシリーズ
dynabook Tシリーズからは「T85」、「T75」、「T55」、「T45」の4機種を発売。全機種15.6型で、T85/T75/T55はフルHD解像度を、T45のみHD(1,366×768ドット)解像度を採用している。OSはWindows 10 Homeを搭載。無償保証期間2年を付帯する。なお、夏モデルとして発表されたTシリーズなどは今回の保証対象にならない。
機種ごとの価格と主要な構成の違いは下記の通り。
- dynabook T85
価格: 23万円台後半、構成: Core i7-6500U、メモリ16GB、SSHD 1TB、BDドライブ、指紋センサー - dynabook T75
価格: 21万円台半ば、構成: Core i7-6500U、メモリ8GB、SSHD 1TB、BDドライブ - dynabook T55
価格: 17万円台後半、構成: Core i3-6100U、メモリ4GB、HDD 1TB、BDドライブ - dynabook T45
価格: 14万円台半ば、構成: Celeron 3855U、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ
本体色はプレシャスブラック、サテンゴールド、リュクスホワイトの3色を用意するが、T85のみリュクスホワイトがないほか、発売日が7月29日と遅れての登場になる。全機種Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属する。
東芝は今回のdynabook Tシリーズを“新生”と位置付けており、従来機に対して若干の変更を適用。その1つとしてパームレスト部分が挙げられ、パームレストを下に巻き込むようなデザインにすることで操作時の手当たりに配慮した。一方、天板は現行のTシリーズと同じく、傷が付きにくく艶やかな質感の「成型同時加飾転写工法」を採用している。
キーボードはビジネスモデルで好評だったものが使われており、0.2mmのくぼみを持たせた指掛かりのあるキートップや、キーボードプレートの板金に突起による支点を設けて打鍵感と強度が向上している。また、テンキーはユーザーの要望に応えて、現行機種からキーの幅を13.5mmと1.55mm拡張。これにより、誤入力の軽減に寄与するという。
本体にはオンキヨー製のステレオスピーカーを内蔵。低中域から高音域まで力強いサウンドを発生させる。
ビジネスモデルベースの耐久性の高さもウリとしており、100kgfの面加圧テストや76cmからの落下テスト、高加速寿命試験をクリア。高加速寿命試験では-100℃~95℃の急激な温度変化や最大60Gmsのランダム振動を与えることで、発生し得る故障要因を洗い出し、品質改善に役立てている。
インターフェイスは全機種ほぼ共通で、USB 3.0×2、USB 2.0×2、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、HDMI出力、92万画素Webカメラ、ブリッジメディアスロット(SDカード)、オンキヨー製ステレオスピーカー、マイク入力、ヘッドフォン出力などを装備。
本体サイズは約379×258×23.7mm(同)、重量は約2.4kg。バッテリ駆動時間はT85/T75/T55が約6.5時間、T45は約7時間となる。