ニュース

ZTE、約23,500円の指紋センサー搭載スマートフォン

~SIMロックフリー、税別1.5万円のエントリーモデルも

BLADE V7 Lite、BLADE E0を持つ歌手のhitomiさん

 ZTEジャパン株式会社は、Android搭載5型スマートフォン「BLADE V7 Lite」、「BLADE E0」を7月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ23,544円前後、15,984円前後の見込み。6月15日より家電量販店やECサイトにて予約受付を開始する。

BLADE V7 Lite

BLADE V7 Lite

 BLADE V7 Liteは、Android 6.0 Marshmallow搭載の5型スマートフォン。

 7.9mm厚のアルミ合金製筐体を採用し、背面の曲面構造と2.5Dの曲面加工がされたフロントガラスにより、持ちやすさと操作性を実現したとする。液晶ディスプレイはHD(720×1,280ドット)IPSパネルを搭載する。

 約23,500円という価格ながら、背面中央上部に指紋センサーを備えるのが特徴。0.3秒でロック解除を謳うセンサーは、画面オフからのアンロックのほか、電話帳などのアクセスロック、指定したアプリケーション起動のロック、5本の指にそれぞれアプリを割り当て、ロック解除と同時に起動できる「ワンタッチ起動」、指紋センサー上のタップやスワイプでアプリ操作できる「指紋センサーナビ」を搭載する。

 また、独自のアクション機能として、画面オフ時のジェスチャー操作や、本体を耳に近付けるだけで電話の応答するなどの「スマートセンス」機能を備える。

 カメラは顔認識やジェスチャー撮影などのほか、プロモードとして水準器、フォーカスと光測定のポイント別設定、露出/ISO/ホワイトバランス設定などが可能。

 SoCには、CPUにCortex-A53(1GHz)×4コア、GPUにMali-T720MP1を搭載するMediaTekの「MT6735P」を採用。メモリは2GBで、ストレージは16GB eMMCとなる。

 LTEに対応し、対応バンドはFDD-LTEのバンド1/3/5/8/19、WCDMAのバンド1/6/8/19、GSMの850/900/1,800/1,900MHzをサポート。

 インターフェイスは、Micro USB、Nano SIMカードスロット、microSDカードスロット(Nano SIMカードスロット2兼用)、800万画素前面/背面カメラ(全背面ともフラッシュ搭載)、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0などを装備。FMラジオ/GPS/加速度/コンパス/光/近接/指紋センサーを搭載する。Nano SIMスロットは2枚挿入した場合、片方はGSM専用となる。

 バッテリ容量は2,500mAh。本体サイズは約70.2×143.8×7.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約135g。

背面
左側面
右側面
カメラ。フィルタ機能
プロモード
画面ロック時のジェスチャ機能

BLADE E01

BLADE E01

 BLADE E01は、Android 5.1搭載の5型スマートフォン。

 国外ではAシリーズとして展開されているエントリーモデルのスマートフォンで、厚さ7.8mmの薄型筐体を採用。液晶ディスプレイはHD IPSパネルを搭載する。

 OSはUIカスタマイズを行なわず、Android標準のUIを採用。分かりやすいUIを提供するとしている。

 BLADE V7 Liteと同様に多数のカメラ機能を搭載するほか、指紋センサーは非搭載だが、個人データの保護機能としてパターンロックによる保護を備える。

 SoCには、BLADE V7 Liteと同じく「MT6735P」を採用。メモリは1GBで、フラッシュストレージは8GBとなる。

 LTEに対応し、対応バンドはFDD-LTEのバンド1/3/5/8/19、WCDMAのバンド1/6/8/19、GSMの850/900/1,800/1,900MHzをサポート。

 インターフェイスは、Micro USB、Nano SIMカードスロット、microSDカードスロット(最大32GB、Nano SIMカードスロット兼用)、500万画素前面/800万画素背面カメラ(背面デュアルフラッシュ)、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0などを装備。GPS/加速度/コンパス/照度/近接センサーを搭載する。Nano SIMスロットは2枚挿入した場合、片方はGSM専用となる。

 バッテリ容量は2,200mAh。本体サイズは約71×142.5×7.8mm(同)、重量は約155g。

側面

 都内で行なわれた製品発表会には、ZTE Corporation CEO of Device EMEA and APACのジャッキー・ジャン氏、ZTEジャパン株式会社 代表取締役社長の李明氏、同社プロダクトマーケティング ディレクターの吉本晃氏、歌手のhitomiさんらが登場。挨拶などを行なった。

左からZTEジャパン株式会社 代表取締役社長 李明氏、ZTE Corporation CEO of Device EMEA兼APAC ジャッキー・ジャン氏
BLADE V7 Liteを掲げるZTEジャパン株式会社 プロダクトマーケティング ディレクター 吉本晃氏

 製品説明を行なった吉本氏は、BLADE V7 Liteのデザインについて、ZTEが独ミュンヘンに構える設計センターで設計されたことをアピールしたほか、搭載するワイドFM機能について言及し、国外では一般的なFM機能を省略せずに搭載したことで、災害などの緊急時に役立てればと述べていた。

 歌手のhitomiさんは「ZTEジャパン 1日クリエイティブディレクター」として登壇し、ステージでは任命式が行なわれた。発売に先んじてBLADE V7 Liteを試用していたというhitomiさんは、「今はただ撮影するだけでなく調整を楽しむ時代になった」と述べ、カラーフィルタの適用や露出などを調整できるカメラ機能を評価していた。

hitomiさん
任命証授与
名刺も用意されていた
サプライズとしてヒーリングソングなどがプリインストールされた「BLADE V7 Lite hitomiスペシャル」もZTEよりプレゼント