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Apple、ゲーム感覚でSwiftアプリ開発を楽しく学べるiPadアプリを無償公開へ

Swift Playgrounds。関数の入力はタップで可能

 米Appleは、13日(現地時間)に開かれたWWDC 2016の基調講演の最後にて、子供のプログラミング教育向けのiPad用Swiftアプリケーション開発教育ツール「Swift Playgrounds」を発表した。2016年秋に無償提供される。

 このツールはSwiftプログラミングの基礎知識をゲーム形式で学ぶためのツール。デモでは、あらかじめ用意された3Dフィールドの上のキャラクターを、関数によって操作し、所定のアイテムを取りながらクリアしていく様子が示された。

 各種関数などはタッチで容易に選べるほか、キー操作もソフトウェアキーボードにコーディング向けに予測候補を表示することで、長い関数名でも数回のタップで入力可能。また、定数の入力もテンキーのポップアップ表示で容易に行なえる。さらにループ範囲はドラッグアンドドロップをするだけで指定できるようになっている。

子供のプログラミング教育ツールという位置付けのSwift Playgrounds
Swift Playgroundsの画面
プログラミングによってキャラクターを操作する
キャラクターは簡単な関数で動作する
キーボードはプログラミングに特化され、関数の候補を表示する
ループもドラッグアンドドロップでループ範囲を設定できる