勝又 楓Presents ガールズ ガジェ活♪
レノボの高級感溢れる薄型軽量2in1「YOGA 910」
~持ち歩いて通勤体験にも挑戦
2017年1月27日 06:00
YOGA 910の特徴と仕様
レノボ・ジャパンの「YOGA 910」は、液晶が360度回転することで、通常の「ラップトップ」モードのほか、キーボード面を台座にして液晶を手前に持ってくる「スタンド」、ヒンジ側を上にして屋根のようにして立てる「テント」、キーボードを完全に回転させる「タブレット」の4つの形態で利用できます。
今では、他社製品にも同様の機構を持った製品は多くありますが、薄型軽量タイプで、このような液晶回転式製品を投入したのはレノボが先駆的と言えます。
もともとYOGAシリーズは、明るいカラーリングなどデザインに注力していましたが、YOGA 910では、キーボード面も天板と同じデザインのアルミユニボディへと変更し、統一性を持たせ、高級さを増しているのが特徴です。
また、プロセッサはCore mからCore iへ、液晶は3Kから4Kへと、仕様、性能面でも前世代から進化しています。
今回の評価機のCPUは第7世代のCore i7-7500U、メモリは16GB、SSDはPCI Express接続の512GB、OSはWindows 10 Homeを搭載します。
インターフェイスは、電源端子を兼ねたUSB 2.0 Type-C、ディスプレイ出力にも対応するUSB 3.0 Type-C、USB 3.0、720p Webカメラ、音声入出力などを装備。また、Windows Hello対応の指紋センサーも搭載します。
本体サイズは、約323×224.5×14.3mm、重量は約1.38kg、バッテリ駆動時間は4Kモデルが約11.5時間、フルHDモデルが約15.9時間となります。
インプレッション
若杉: 今回も楓ちゃんに20代の女子目線で、この製品について語ってもらいます。まず、全体のデザインですが、どうでしょう? 今回借りたのはシャンパンゴールドモデルですね。アルミ一体成型で男性視点では高級感あるかなと思いますが。ちょうど手元に2世代前のYOGA 3 Proがあるので、比較すると、天板はだいたい同じですが、内面までアルミになっているのが大きな変更点です。
楓: 見た目はYOGA 910の方が華やかですね。シャンパンゴールドっていう色の名前もおしゃれです。やっぱり、開いた時に真っ黒だと、男性的なイメージがありますね。女性って、カバンやポーチなんかを選ぶ時も、中の生地や柄も気にするので、ノートPCでも内側にシャンパンゴールドを使うのは、受け入れやすいです。
若杉: じゃぁ、カフェなんかに持って行って、女の子でもドヤれると(笑)。
楓: そうですね(笑)。
若杉: さきほど紹介してもらいましたが、YOGAシリーズは、液晶が360度回転して、いろいろなスタイルで使えるのも特徴です。まず、ノーマルのラップトップモードで使ってもらいましょう。キーボードの打ち心地を見てもらおうと思います。
楓:打ち心地は軽い感じですね。
若杉: そうですか。僕は普段使っているものより、少し重いかなと思ったんですけど。
楓: 私は打ちやすいです。あと、ネイルをしているんですけど、キーが薄いので、爪が引っかからなくて、ありがたいです。キーの素材的にも滑りにくいですね。
若杉: 若干マットな仕上げになっているので、ツルツルしないで、引っかかりもしない感じですかね。
楓: キーボードの上で指がちゃんと止まってますね。自分の汗かもしれないですけど(笑)。女性にも嬉しいですね。
若杉: ここからがこの製品の真骨頂というと大げさですけど、液晶が回転するので、楓ちゃんにやってもらいましょう。くの字型にするのがテントモード。画面がひっくり返ると表示も上下逆になります。
キーボードを下向きにするとスタンドモード。これは、動画を長時間観る時に、画面が自分に近くになります。
楓: これは、女性だと、台に置いて、レシピを見ながら料理するのに使えますね。
若杉: これだとキーボードは使えないけど、ソフトキーボードが出るので、文字入力もできます。こんな風にタッチでPCを使うというのはどうですか?
楓: 私は初めてなので、新鮮さはありますね。パソコンにタッチ機能が付いただけで、用途が広がるのがすごいです。
若杉: 4つ目のモードがタブレットモードです。この状態で持つと、キーボードに指が当たるけど、この製品は液晶を180度以上開いた時に、キーボードが無効になります。
タブレットモードにすることで、スマホっぽく、ゲームをしたりできます。今回はFruit Ninjaというゲームをやってもらいましょう。
楓: 液晶は4Kなんですよね。
若杉: 4KとフルHDの2種類あって、注文時に選べます。今回お借りしたモデルは4Kです。
楓: 4Kって映像がすごくきれいだって聞いたんですけど。
若杉: それはその通りなんだけど、今、一般的にPCで視聴できる4K映像コンテンツはYouTubeくらいしかなくて、YouTubeだと、ある程度圧縮で画質を落ちているので、ぶっちゃけハイビジョンのフルHDと見分けが付かないんですよね。
楓: そうなんですね。じゃぁ、あまり意味はないんですか?
若杉: 意味がないわけではないです。今この画面は、スケーリングを200%の設定で、解像度はフルHD相当。ただし、スムージングがかかっているので、文字がきれいで読みやすくなります。
一方、解像度をめいっぱい利用して、スケーリング100%だと、文字はかなり小さいですね。ただ、同時にたくさんのウインドウを並べることができます。
若杉: さて、この製品は約1.38kgということで、MacBook Airとほぼ同じ重さです。楓ちゃんは、自宅から最寄り駅まで歩きで何分くらいですか?
楓: 10分くらいです。
若杉: これからその通勤を、体を張って体験してもらいます。
(楓、YOGA 910をカバンに入れ、インプレスオフィスの周りを7分ほど散策)
若杉: 通勤体験してみて、どうでしたか?
楓: カバンに追加で約1.4kgが入ると、やっぱりちょっと重くなったなと思いますが、通勤距離くらいなら大丈夫だと思います。
若杉: ちなみに、予備的な使い方として、USBポートから常時給電できるので、スマホの予備バッテリとして使うこともできます。
楓: これでスマホを充電できるんですか?
若杉: 側面のUSBポートにケーブルを挿して、スマホに繋げば、充電できます。4Kモデルで11時間以上、フルHDモデルは15時間以上バッテリが持つので、それがスマホを充電して半分になっても、たいていの場合は、十分使えます。
楓: スマホのバッテリって意外にかさばるので、それが薄いYOGA 910の中に入るのはありがたいです。
若杉: モバイルバッテリは300~400gすることもあるので、それがYOGA 910の中に入ったと考えると、差し引きでは1kgくらい増える計算になるんです。
楓: 優秀な機能だと思います。
若杉: 最後に簡単に性能を見てみましょう。ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークを実行してみます。
まず、読み込みの速度が違います。YOGA 910はPCI Express接続の高速なSSDが入っているので、読み込みが速いんです。
そして、2世代前のYOGA 3 Proは、ちょっとカクカクしてますよね。
YOGA 910は3D系のゲームも、標準画質で解像度を落とせば遊べるかなと
楓: ちなみに、これはRyzenは乗らないんですか?
若杉: え、やだ、こわい。なんでRyzenとか知ってるの?
楓: この前の座談会で、後藤さんが「すごいCPU」だって誉めてらっしゃったので。
若杉: ああ、なるほど(笑)。残念ながら、Ryzenはまだ発売されてないですね。Ryzen搭載ノートが出たら、ぜひ、楓ちゃんに試してもらいたいと思います。
楓: 期待してます!
薄くて軽いので女性のカバンに入れても邪魔にならない
若杉: 例えば楓ちゃんが、仕事柄、頻繁にノートPCを持ち歩かないと行けないとしたら、何を基準に選びますか?
楓: 今のPCがMacBook Proで、困ってるのが重さなんです。それ以外に化粧ポーチとか、いろんなものを一緒に持って移動するので、薄くて軽いものが欲しいです。
若杉: カバンに入れやすいという意味では薄い方が良くて、持ち歩くとなると軽いものが欲しいと。
若杉: そういう意味では、このYOGA 910は、カバンに入れてもあまり邪魔にならない?
楓: そうですね。それに今のPCと比べると、本当に軽いです。
若杉: さて、このコーナーは「ガジェ活」と銘打っているので、今後はもう少し、使いこなしなんかにも挑戦してもらいたいと思います。
楓: 分かりました! と言うことで、今回はレノボ・ジャパンの「YOGA 910」をご紹介しました。ありがとうございました!