レノボ・ジャパン「ThinkPad X1」
~ThinkPad史上最薄のモバイルノート



レノボ・ジャパン「ThinkPad X1」

発売中

価格:139,860円~



 レノボ・ジャパンは、ThinkPad史上最も薄いボディを実現したモバイルノートの新モデル「ThinkPad X1」を発売した。薄型ながら、これまでと変わらぬ堅牢性やパフォーマンスが実現されており、ThinkPadブランドのDNAがしっかりと受け継がれている。

●ThinkPad史上最薄ボディを実現

 ThinkPad X1は、モバイルノートシリーズである従来のThinkPad Xシリーズの特徴を受け継ぎつつ、薄型ボディを実現している点が大きな特徴となっている。ThinkPad X1のボディサイズは、337×231.1×16.5~21.3mm(幅×奥行き×高さ)。ThinkPad X1の液晶を閉じた状態が、こちらも薄形ボディが特徴のThinkPad T420sのベース部分とほぼ同じ高さとされている。また、筆者が利用しているVAIO Zと比較してみると、ThinkPad X1の液晶を閉じた状態でも、VAIO Zの本体側の部分よりやや薄かった。現在では、最厚部でも20mm以下と、極限の薄さを特徴とするノートPCが多数存在することもあり、ThinkPad X1がThinkPad史上最薄とアピールされていることを考えると、やや物足りなく感じるかもしれないが、薄さが極められていることは間違いない事実だ。

 また、ThinkPadブランドを冠していることからもわかるように、ThinkPad X1は単なる薄型ノートPCではない。ThinkPad X1では、堅牢性やパフォーマンスなど、ThinkPadブランドとして必要となる条件がしっかりと満たされている点も大きなポイントだ。

 堅牢性に関しては、ボディ素材にマグネシウム合金を採用するとともに、液晶パネル面に強度に優れるゴリラガラスを採用することで、薄型ながらThinkPadシリーズ最高クラスの堅牢性を実現。液晶パネル部はかなり薄く、見た目では華奢な印象を受けるが、力を加えてもわずかにしなる程度で、他の薄型ノートの液晶パネル部のような弱さは一切なく、非常に頑丈に感じる。もちろんそれは本体側も同様で、本体隅を持って本体を持ち上げたとしても、本体が反ることは全くない。これだけの優れた堅牢性を実現していることを考えると、この薄さはかなり驚異的と言える。

 超薄型ノートでは、排熱処理が難しいこともあり、発熱の少ない低電圧版CPUを採用する例が多い。しかし、ThinkPad X1では、従来より採用されている、フクロウの羽根にヒントを得た空冷ファンを進化させた「第5世代フクロウファン」を採用することで、薄型ながら高い排熱効率を実現。これにより、薄形ボディながら標準電圧版CPUの搭載に成功している。試用機ではCPUとしてCore i5-2520Mが搭載されており、高速な処理能力が実現されていた。また、Core i3-2310M搭載モデルも用意されている。

 空冷ファンの音は、うるさいと感じることはほぼなく、十分静音性に優れると言っていい。ただ、個人的な印象では、金属音的な、キーンというような音がかなり耳につくように感じられた。特に高負荷時の音はかなり耳障りに感じられる。音の感じ方は個人差があるとは思うが、少々気になった。

本体正面。ThinkPadとしては非常にボディが薄いことがわかる。また、側面下部が斜めに切り落とされている点もThinkPadとしては珍しいデザインだ左側面。前方が薄く、後方がやや厚くなっているが、最も厚いところでも21.3mmしかない。また、前方下部も側面同様斜めに切り落とされているVAIO Zとの比較、ThinkPad X1の液晶を閉じた状態で、VAIO Zの本体部分よりもやや薄いことがわかる
背面。背面に主要なポート類が集められている右側面。側面が垂直に切り落とされた、いわゆる“弁当箱”スタイルのThinkPadとは、見た目の印象が大きく異なっている空冷ファンの排気口は、左側面後方に配置。排熱能力に優れる第5世代フクロウファンの採用で、薄形ながら標準電圧版CPUを搭載。ファンは静音性に優れるが、金属的な動作音はやや気になった

●13.3型ワイド液晶を搭載

 液晶パネルは、1,366×768ドット表示対応の13.3型ワイド液晶が採用されている。この液晶パネルは光沢液晶となっており、発色は鮮やかだ。また、輝度は350cd/平方mと高く、野外の明るい場所でも画面に視認性は優れる。

 従来のThinkPadシリーズの液晶パネルは、非光沢液晶が伝統的に採用されてきた。しかし、ThinkPad X1では、強度を高めるために表面に強度に優れるゴリラガラスを採用していることもあり、表面の非光沢処理が難しかったのだろう。ビジネス用途で文字入力などでの利用が中心のThinkPadで、外光の映り込みがやや気になる光沢パネルさ採用されるというのは少々残念だ。とはいえ、ゴリラガラスの採用によって優れた堅牢性が実現されていることと、従来より発色が鮮やかになっていることなどを考えると、納得できる範囲内だろう。

 それよりも気になるのは、本体サイズに対しややパネルサイズが小さく、液晶周囲のベゼル部がかなり大きく確保されている点と、表示解像度がやや低い点だ。おそらく、ボディ強度との兼ね合いで13.3型液晶の採用になったものと思われる。ただ、14型クラスの液晶パネルも搭載できそうなほど、本体のフットプリントは大きいため、余計に液晶が小さく感じてしまう。この点は少々残念だ。

1,366×768ドット表示対応の13.3型液晶を採用。強度に優れるゴリラガラスを表面に配置することで、優れた堅牢性を実現しているが、光沢液晶のため外光の映り込みが気になる液晶パネルは180度以上の角度まで開くことが可能だ液晶上部中央には、720pの撮影が可能なHD Webカメラを搭載

●アイソレーションタイプのキーボードを採用

 ThinkPadといえば、代々受け継がれてきた7列タイプのキーボードがおなじみだ。しかしThinkPad X1では、伝統の7列キーボードではなく、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプの6列キーボードが採用されている。配列に加えて見た目も大きく変わっているため、従来のThinkPadとは違うマシンという印象も受ける。

 7列キーボードと比べ、ThinkPad X1の6列キーボードは、PrintScreenキーが右AltとCtrlの間に配置されていたり、カーソルキーが一段ずれておらず、狭い部分にPgUp/PgDnキーとともに配置されるなど、若干気になる配列が存在している。それでも、アルファベットキーなどの主要キーはキーピッチが19mmとフルサイズで、キートップにわずかな凹みが施されるとともに、キーのタッチやクリック感などは従来のキーボードと大きく変わっておらず、見た目とは違い、使いやすさに関してはそれほど大きく変わっていないように感じる。7列キーボードではないという点を残念に感じる人もいるかもしれないが、この6列キーボードは大きく使い勝手が落ちているわけではなく、実際に触ってみると十分に満足できるクオリティが実現されていると言っていいだろう。

 また、見た目の変化に加えて、もう1つ新たな機能が追加されている。それは、LEDキーボードバックライトが搭載されたという点だ。従来では、液晶パネル上部にキーボードを照らすキーボードライトを搭載していたが、キーボードバックライトの搭載はThinkPad初となる。バックライトを点灯させると、キー表記とキー周辺が明るく浮かび上がり、暗い場所でもキーボードがしっかりと認識できる。バックライトは、Fn+スペースキーで明るさを2段階に調節可能だ。従来のキーボードライトも暗い場所での利用に便利だったが、キーボードバックライトも同等の使い勝手を実現するものと考えていい。

 試用機では日本語配列キーボードが搭載されていたが、英語配列キーボードも搭載可能となっている。

 ポインティングデバイスは、伝統のスティックタイプ「TrackPoint」だけでなく、TrackPointにタッチパッドを組み合わせたウルトラナビの選択が可能。タッチパッドは、パッドとクリックボタンが一体化されるとともに、パッド面中央付近でも左クリックが可能なようになっている。TrackPoint用のクリックボタンは3ボタン仕様となる。

伝統の7列キーボードではなく、アイソレーションタイプの6列キーボードを採用。PrintScreenキーが下段に配置されたり、カーソルキーが狭くなっているものの、主要キーの使い勝手は従来のキーボードとほぼ遜色がないキーピッチは19mm。キートップにわずかな凹みが施され、指が触れた時の感触は従来のキーボードと大きく変わらないThinkPadシリーズのキーボードとして初となる、LEDバックライトを搭載。キートップの表記が明るく浮かび上がる。バックライトは2段階に明るさを調節できる
キーボード右には、電源ボタンやボリューム調節ボタン、レノボオリジナルの各種設定ツール「Lenovo ThinkVantage Toolbox」を起動するボタンなどが用意されているポインティングデバイスは、ThinkPadシリーズでおなじみの、スティックタイプのTrackPointを搭載オプションで、タッチパッドを組み合わせたウルトラナビの搭載も可能
タッチパッドはクリックボタン一体型で、中央付近でも左クリック操作が可能パームレスト右側には、指紋認証用センサーが配置されている

●内蔵ストレージは簡単に交換可能

 ThinkPadシリーズのボディデザインは、つや消しのブラックボディに、側面がほぼ垂直に切り落とされた、いわゆる“弁当箱”スタイルがおなじみだ。それに対しThinkPad X1は、ボディカラーこそつや消しブラックだが、ボディは側面下部が斜めに切り落とされたデザインを採用している。この斜めの切り落としによって、ボディの薄さがより強く伝わってくる。

 また、天板部分は、見た目には平面に見えるが、わずかに中央部がふくらんだ、ドーム状の形状となっている。これは、薄い中でもボディの堅牢性を高めるための工夫だ。

 本体重量は、公称約1.69kg、実測で1,684gであった。手にすると、ボディが薄いこともあり、数字以上にずっしりと重く感じる。本体重量は堅牢性とトレードオフなので、優れた堅牢性を実現する以上、この程度の重さになってしまうのは仕方がなかったのだろう。とはいえ、モバイルノートとしてはもう少し軽いと良かったように思う。

 では、基本スペックをまとめておこう。CPUはCore i3-2310M(2.10GHz)またはCore i5-2520M(2.50GHz)から選択。チップセットはIntel QM67 Expressで、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000が利用される。メインメモリは最大8GBまで搭載可能。メインメモリ用のSO-DIMMソケットは、キーボード直下に用意される1個のみとなるため、購入時にできるだけ大容量のメモリを搭載したい。

 ストレージデバイスは、2.5インチHDDまたは2.5インチSSDのみで、光学式ドライブは搭載されない。試用機では東芝製の128GB SSD「THNSNC128GCSJ」が搭載されていたが、320GB HDDや160GB SSDも選択できる。この内蔵ストレージは、右側面から簡単に取り出せるので、トラブル時の対応や、より大容量のドライブへの交換も容易だ。

 無線機能は、IEEE 802.11a/b/g/n対応の無線LANが標準搭載となり、最大450Mbps対応の無線LAN、またはIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN+WiMAXの組み合わせがオプションで選択可能。Bluetooth 3.0もオプションで搭載可能だ。

天板部分。見た目には天板はほぼ水平に見えるが、堅牢性を高めるため中央部がわずかにふくらんでいる。ボディ素材はマグネシウム合金を採用し、薄形ながらシリーズトップクラスの堅牢性を実現フットプリントは337×231.1mm(幅×奥行き)と、やや大きい本体重量は、実測で1,684gだった。モバイルノートとしてはやや重い
底面。バッテリは内蔵タイプで取り外し不可能となっており、底面はかなりすっきりしている底面には、キーボード面から水を排水する穴も用意。万が一水などをこぼした場合でも、内部への浸入を最小限におさえられる左側面には、ヘッドホン・マイク端子とUSB 2.0端子を用意。これら端子は、ゴム製のフタで被われている
背面には、Gigabit Ethernetポート、ワイヤレスWAN用のSIMカードスロット、USB 3.0ポート、HDMI、miniDisplayPort、USB 2.0+eSATA共用ポート、電源コネクタを配置。ただし、日本で販売されるモデルでは、現時点ではワイヤレスWAN搭載モデルは用意されていない右側面には、4 in 1メディアカード・リーダーを配置。また、内蔵無線機能のON/OFFスイッチも用意されている
ストレージデバイスは、2.5インチHDDまたはSSDを搭載。試用機では、128GB SSDが搭載されていた。このストレージデバイスは、右側面から簡単に取り出せるメインメモリ用のSO-DIMMスロットは、キーボード下部に配置。ただし1スロットしかないので、購入時にできるだけ大容量のメモリを選択したい

●薄形モバイルにThinkPadクオリティを求める人にオススメ

 では、ベンチマークテストの結果を見ていこう。利用したベンチマークソフトは、Futuremarkの「PCMark Vantage Build 1.0.1 1901」と「PCMark05 Build 1.2.0 1901」、「3DMark Vantage Bulld 1.0.1 1901」、「3DMark06 Build 1.1.0 1901」に加え、カプコンの「モンスターハンターフロンティアベンチマーク【絆】」の5種類。比較用として、東芝のdynabook R731/39BとパナソニックのLet'snote B10の結果を加えてある。

 比較用の機種とは、CPUなどのハードウェアスペックは似通っているが、OSの32bit/64bit、Service Pack 1が異なることなどもあり、若干結果にばらつきが見られる。ただ、ThinkPad X1の結果は、Core i5-2520M搭載マシンとしてほぼ平均的な値が得られており、高速なSSDを搭載していることもあり、実際に利用しても動作は非常に快適であった。また、「Lenovo Enhanced Experience 2.0」によって、OSの起動時間が高速になっている点も魅力の1つ。試用機はSSD搭載のため、もともとOSの起動は十分に高速なのだが、HDDを搭載した場合などには顕著な違いが現れるはずだ。

 ThinkPad X1dynabook R731/39BLet'snote B10
CPUCore i5-2520M (2.50/3.20GHz)Core i5-2520M (2.50/3.20GHz)Core i5-2520M (2.50/3.20GHz)
チップセットIntel QM67 ExpressIntel HM65 ExpressIntel HM65 Express
ビデオチップIntel HD Graphics 3000Intel HD Graphics 3000Intel HD Graphics 3000
メモリPC3-10600 DDR3 SDRAM 4GB×1PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×24GB
ストレージ128GB SSD (THNSNC128GCSJ)128GB SSD (THNSNC128GMLJ)500GB HDD (HTS545050B9A300)
OSWindows 7 Professional 64bit SP1Windows 7 ProfessionalWindows 7 Professional 64bit
PCMark Vantage x64 Build 1.0.1 0906a
PCMark Suite11508111706587
Memories Suite641665743730
TV and Movies Suite457648603876
Gaming Suite785483383800
Music Suite13468126226620
Communications Suite12961123528797
Productivity Suite13326124665765
HDD Test Suite24138262063287
PCMark05 Build 1.2.0
PCMark ScoreN/A10714N/A
CPU Score925593079175
Memory Score854199947211
Graphics Score452648193746
HDD Score33436354085153
3DMark Vantage Bulld 1.0.1 0906a 1,280×1,024ドット
3DMark Score16951941N/A
GPU Score13321535N/A
CPU Score91889398N/A
3DMark06 Build 1.1.0 0906a
3DMark Score377945962947
SM2.0 Score12351586956
HDR/SM3.0 Score150918021153
CPU Score356735573552
Windows エクスペリエンスインデックス
プロセッサ7.17.17.1
メモリ5.95.55.9
グラフィックス4.75.64.4
ゲーム用グラフィックス6.26.26.0
プライマリハードディスク6.76.85.9
モンスターハンターフロンティアベンチマーク【絆】
1,280×720ドット163421261440
1,920×1,080ドット8411079732

 次に、バッテリ駆動時間だ。ThinkPad X1には、レノボオリジナルの省電力ユーティリティである「省電力マネージャー」が搭載され、搭載デバイスの細かな電力管理が行なえるようになっている。そこで今回は、この省電力マネージャーを利用し、登録されていた2種類の省電力設定を利用し、BBenchでキー入力とWeb巡回にチェックを入れ計測してみた。まず、「Screen Reading Optimizer(バックライト輝度:40%、システムパフォーマンス:バランス)」という設定で計測したところ、約4時間49分という結果だった。また、「マックス・バッテリー・ライフ(バックライト輝度:最低、システムパフォーマンス:低速)」という設定で計測した場合には、約5時間22分であった。モバイルノートとして考えると、やや短めといった印象。バッテリは本体内蔵のリチウムポリマーバッテリで着脱不可能なため、できればもう少し長めの駆動時間を確保してもらいたかった。

・バッテリ駆動時間
省電力設定:Screen Reading Optimizer(レノボオリジナル、バックライト輝度:40%、システムパフォーマンス:バランス)、BBench約4時間49分
省電力設定:マックス・バッテリー・ライフ(レノボオリジナル、バックライト輝度:最低、システムパフォーマンス:低速)、BBench約5時間22分

 ただ、ThinkPad X1には、急速充電機能「RapidCharge」機能により、30分以内で80%以上の充電が可能という特徴がある。ACアダプタも同時に持ち歩く必要はあるが、この急速充電機能が、バッテリ駆動時間の短さをカバーしていると考えていいだろう。さらに、底面に取り付けて利用する増設バッテリ「ThinkPad バッテリー 39+」を利用すれば、公称約9.6時間にバッテリ駆動時間を延ばせるので、長時間駆動を優先させたいなら、そちらの利用を考慮すればいい。

 ちなみに、省電力マネージャーには、搭載デバイスの電力管理に加えて、時間を指定してAC駆動とバッテリ駆動を切り替える、ピークシフト機能が用意されている。この夏は、これまで以上の節電対策が求められることもあり、このピークシフト機能は便利に活用できるはずだ。

付属のACアダプタは、特別巨大というわけではないが、モバイルノートのACアダプタとしては少々大きく感じるACアダプタの重量は、電源ケーブル込みで実測397gだった。内蔵バッテリを30分で80%以上充電できる急速充電に対応するものの、本体と同時に持ち歩くとトータルで2kgを超えてしまうレノボオリジナルの「省電力マネージャー」で、細かな省電力設定が可能。また、指定した時間にバッテリ駆動に切り替える、ピークシフト機能も用意されている

 ThinkPad X1は、ThinkPad史上最薄を実現するとともに、堅牢性や操作性、パフォーマンスなど、これまでのThinkPadクオリティをほぼそのまま継承しており、品質重視のモバイルノートと言える。フットプリントが大きい割に液晶サイズが小さかったり、光沢液晶を採用している点、やや重量が重い点など、モバイルノートとしてやや気になる部分もあるが、優れた堅牢性や、キーボードの扱いやすさなどは、さすがThinkPadブランドのノートだけのことはあると感心させられる。薄形のモバイルノートにもThinkPadクオリティの堅牢性や使い勝手を求める人にオススメしたい製品だ。

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(2011年 6月 28日)

[Text by 平澤 寿康]