レノボ、シリーズ最薄の13.3型モバイル「ThinkPad X1」

ThinkPad X1

5月17日 発売

価格:197,400円〜



 レノボ・ジャパン株式会社は17日、ThinkPad史上最薄の13.3型モバイルノート「ThinkPad X1」を発表した。同日より発売する。3モデルが用意され、価格は197,400円から。

 ThinkPadシリーズ最薄という新モデル。筐体の厚さは、手前側で16.5mm、背面側で21.3mm。さらに、薄型ながら通常電圧版CPUを搭載し、30分で8割充電できる急速充電などを特徴とする。

 下位モデル「12912BJ」は、Core i3-2310M(2.10GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB(最大4GB)、HDD 320GB(7,200rpm)、Intel QM67 Expressチップセット、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Professionalを搭載し、価格は197,400円。

 同じ構成でOffice Personal 2010搭載の「12912AJ」の価格は218,400円。

 上位の「129128J」は、Core i5-2520M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、SSD 128GB、Windows 7 Professional(64bit)などに強化した構成で、価格は218,400円。

 インターフェイスはUSB 3.0、USB 2.0、USB 2.0/eSATAポート、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth、miniDisplayPort、HDMI出力、SDXCカードスロット、720p対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は、上位が約5.8時間、下位が約5時間。充電時間は前述の通り30分で8割、フル充電は約2時間で行なえる。

 本体サイズは337×231.1×16.5〜23.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.69kg。


レノボ・ジャパン株式会社 常務執行役員 研究開発 ノートブック製品 横田聡一氏

 同社は都内で発表会を開催。レノボ・ジャパン株式会社 常務執行役員 研究開発 ノートブック製品 横田聡一氏がThinkPad X1を説明した。横田氏は「これまでの3桁型番では無い新しいジャンルのThinkPad」と表現し、どちらかというと無骨な印象のあるThinkPadシリーズだが、顧客からスタイリッシュなものが欲しいという要望に応える製品だとした。

 続いて3つの特徴を説明。1つは“ThinkPad史上最薄”で、同社の14型ThinkPad T420sのベース部分(液晶を開いたキーボード側の本体)と、X1の液晶を閉じた状態がほぼ同じであるとアピール。これは、マグネシウムのロールケージと、コーニングのゴリラガラスを用いて挟んだ「サンドイッチ構造」で、ベース側にはマグネシウムのカバーとキーボードベゼルによるロールケージでマザーボードをサンドイッチ構造で保護。薄型ながらシリーズ最高クラスの堅牢性を実現したという。

 もう1つは、薄型でありながら標準電圧版のCPUを採用した点で、超低電圧版のように性能を犠牲にすること無く、「ThinkPad X301」と比較して2倍以上の性能を実現。レノボが以前から取り組んでいるOS高速化機能の「Enhanced Experience 2.0」や「Rapid Boot」などによるWindows 7の高速起動も搭載されている。今回は薄型化にあたって、フクロウの羽根にヒントを得たという新開発のファンも採用した。

 最後のポイントは急速充電機能の「RapidCharge」で、30分以内で80%以上充電でき、さらに、1,000サイクル以上の寿命も同時に実現したという。オプションの拡張バッテリにも同様の技術が盛り込まれており、1時間以内で内蔵と拡張の80%以上を充電可能としている。

 デバイスやパーツ面では、350cd/平方mと従来機よりも明るい「スーパーブライトLCD」や、オーディオ機能として「Dolby Home Theater」、キーボードにはバックライトを搭載した。

 最後に2011年の製品ラインナップ全体を紹介し、今回のThinkPad X1は、13型プレミアムに位置付けられるとまとめた。

ThinkPad史上最薄という薄型化を達成 ThinkPad T420sとの比較 マグネシウムのロールケージと、ゴリラガラスのサンドイッチ構造で堅牢性を強化
急速充電機能「RapidCharge」 バックライトキーボードを採用 2011年のThinkPadシリーズ

 会場には実機のほか、分解状態の各パーツも展示された。

液晶「スーパーブライトLCD」。かなり明るい キーボードはThinkPad特有の7段ではなく、6段のアイソレーションタイプ 背面にUSB 3.0やHDMI、mini DisplayPortなどインターフェイスが集まっている
左側面にはフタ付きの音声端子とUSB 2.0 右側面はSDカードスロット、無線LANスイッチ 天板はフラット
参考出展の拡張バッテリ(下)とアナログRGB出力アダプタ(上) 拡張バッテリを付けると背面が持ち上がるような形状になる
マザーボードを小型化した内部パーツ。左側のヒートパイプ付きクーラーが「フクロウFAN」 マグネシウムのロールケージ、ゴリラガラスによる「サンドイッチ構造」の液晶部 ベース側もマグネシウムカバーとキーボードでサンドイッチ構造を採用

(2011年 5月 17日)

[Reported by 山田 幸治]