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NEC、末永く使える文教向け小型2in1

~体積1Lのビジネス向け超小型デスクトップも

 NECは、長期利用を想定した文教向け2in1や、ビジネス向け超小型デスクトップPCなど、11機種を法人向けに5月中旬より発売する。

 全製品でWindows 10 Proを搭載するほか、多くのモデルでそのダウングレード権を利用したWindows 8.1 Professional、Windows 7 Professionalのプリインストールにも対応する。

専用カバーで汚れや傷を防ぐ2in1

「VersaProタイプVT文教モデル」

 「VersaProタイプVT文教モデル」、「VersaProタイプVS文教モデル」は、学校授業での利用を想定した2in1。学校では5年間利用することを考慮し、透明の専用カバーをオプションで用意。装着したままタッチ操作やキーボードドックへの着脱が可能(タイプVSのみ)で、落下時や何かにぶつけた際の傷つきなどから保護するほか、防滴・防塵にも対応し、校外での利用にも好適とする。

 本体自体も、ひねりや曲げに対する耐久試験、液晶面への鉄球落下による強度試験、外出時の降雨を想定した防滴試験を通過する堅牢仕様となっている。

 また、標準付属のデジタイザはペン先が細く、小さな文字の書き取りもできるとしている。

 10.1型のタイプVTは、Atom Z8750(1.6GHz)、メモリ4GB、ストレージ64GB、1,920×1,200ドット表示対応液晶を搭載。税別価格は104,900円より。出荷開始は6月7日。オプションでLTE、NFC、指紋センサーを追加できる。

 インターフェイスは、USB 3.0、Micro HDMI出力、microSDカードスロット、120万画素前面カメラ、500万画素背面カメラ、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力などを装備。バッテリ駆動時間は約11時間。本体サイズは256.5×177×9.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約597g。

「VersaProタイプVS文教モデル」

 11.6型のタイプVSは、最上位モデルでCore m5-6Y54(1.1GHz)、メモリ4GBまたは8GB、ストレージ64GB、1,920×1,080ドット表示対応液晶を搭載。税別価格は144,000円より。出荷開始は5月18日。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、microSDカードスロット、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.1、Micro HDMI出力、200万画素前面カメラ、500万画素背面カメラ、音声入出力などを装備。キーボードドックには、USB 3.0×2、HDMI出力を備える。バッテリ駆動時間は約10.7時間。本体サイズは301×192×11mm(同)、重量は約782g。

体積1Lの小型デスクトップ

「MateタイプMC」

 「MateタイプMC」は、体積約1Lの小型デスクトップ。従来の「タイプMB」に比べ、体積は約12分の1となる34.5×182×179mm(幅×奥行き×高さ)という筐体を採用し、卓上でスペースを取らないが、オプションのVESAマウンタにより、液晶ディスプレイ背後に取り付けることも可能。また、背面への取り付けを考慮し、キーボードのAlt+Pを押すことで電源をオンにできる。

 最上位モデルでCore i7-6700T(2.8GHz)、メモリ4GB、HDD 500GBを搭載。オプションで無線LANや、本体一体型の光学ドライブを追加できる。価格は158,400円より。出荷開始は5月27日。

 インターフェイスは、Gigabit Ethernet、USB 3.0×6、DisplayPort×2、音声入出力などを装備。オプションでミニD-Sub15ピンかシリアルポートを追加可能。本体サイズは34.5×182×179mm(同)、重量は約1.32kg。

本体背面
光学ドライブを追加し、VESAマウントでディスプレイ背面に取り付けたところ

旧OSモデルの販売を延長

 このほかのモデルは、下位CPUの追加や、Office 2013から2016への変更など小規模な更新に留まる。

 一方、Skylake+Windows 7/8.1の組み合わせのPCのサポート期間が当初予定より短縮されたことを受け、2015年10月に発表された第5/第4世代Coreプロセッサ+旧OS搭載機の販売を2016年10月31日まで延長することも発表した。