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東芝、Office 2016標準対応の法人向けPC夏モデル
~LTE通信対応の2in1もラインナップに追加
(2016/4/21 14:00)
東芝クライアントソリューション株式会社は、2016年夏の法人向けモデルのラインナップを発表した。ノート、タブレット、デスクトップPCから全12機種を投入する。
これまで法人向け事業は東芝情報機器株式会社が担ってきたが、4月1日にコンシューマ向けPCを担当していた社内カンパニーのパーソナル&クライアントソリューション社との合併により、承継会社の東芝クライアントソリューションの製品として展開されることになった。
今回のモデルの大きな変更点は、スタンダードノートの15.6型BシリーズとデスクトップPCのEQUIUMにSkylake世代のCPUが搭載されたこと、全モデルがOffice 2016を標準サポートしたこと、そしてタブレットのS92とR82にLTE対応モデルが投入されたことが挙げられる。
Skylakeに刷新された15.6型のBシリーズ
ノートPCは15.6型、14型、13.3型、12.5型の4種類から成り、Office 2016の採用以外にCPUの変更があったものとして、前述の15.6型BシリーズのB75/B65/B55/B45の4機種がある。これらB75/B65/B55/B45のインターフェイスや本体サイズはほぼ共通となっており、搭載CPUや画面サイズ、ストレージの容量などに違いがある。
一例として、この中で唯一vProに対応するB75最上位機種の主な仕様は、CPUがCore i7-6600U vPro(2.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイを搭載。
インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線、Bluetooth 4.1、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。
本体サイズは約379×257.9×16.9~23.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.4kg。バッテリ駆動時間は約7時間。
なお、CPUはこのほかにも、vPro対応のCore i5-6300Uを選ぶことができ、メモリからSSDなどの各部パーツのカスタマイズが可能になっている。
このほか、Officeのみ更新されたモデルは下記の通り。
2in1およびタブレットモデルはLTE通信をサポート
タブレットのみの提供もしている12.5型2in1の「R82」と、12型2in1の「S92」は今回からLTE通信をサポートし、NTTドコモ系のバンドに対応。なお、LTE対応モデルでは近接無線通信のTransferJetが使えないという排他仕様になっている。