フジテレビ、3,000台の社内PCをWindows 8へ移行

　日本マイクロソフト株式会社は29日、株式会社フジテレビジョン(フジテレビ)が社内デスクトップPC約3,000台をWindows XPからWindows 8へ移行するという導入事例を、Webサイトに掲載した。2013年9月より7カ月かけて移行するという。

　フジテレビでは、営業放送システムと呼ばれる番組やCMなどを一元管理するシステムや報道支援システムなどの放送業務システム、経理/財務系や人事系などの基幹系システムなど、100個を超える自社開発アプリケーションが稼働していたことから、改修見積もりに時間をかける必要があった。

　OS移行の検討を始めたのは2010年ごろだが、そのような事情もあり先行してOfficeとInternet Explorerのアップグレードを実施。その後、2012年よりOSの見直しに着手し、業務用アプリケーションの対応などを確認。2012年11月に正式に移行が決定したという。

　Windows 8を選んだ理由としては、TV業界の変革に対応して新しいことを始めるときにそれらを支えられるだけの最新技術を今から取り入れておくことが重要であった点、最新OSの機能に触れる体験がネットワーク時代のTV局に必要な新しい発想や創造性に繋がる期待があった点などが挙げられている。