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デル、法人向けLatitudeのクラムシェルと2in1を刷新

〜12型2in1のLatitudeは2種類のキーボードを用意

2in1の「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」。写真のスリムカバーキーボードのほかに、マグネット式のキーボードも用意する

 デル株式会社は20日、法人向け2in1およびノートPCのLatitudeシリーズ、タブレットのVenue Proシリーズに関する新製品説明会を開催した。

クラムシェルのLatitudeシリーズ
2in1のLatitudeシリーズとタブレットのVenue Proシリーズ。Venue Proシリーズについては別記事を参照のこと
デル株式会社 クライアント・ソリューションズ統括本部 マーケティングマネージャーの本谷和美氏

 同社でクライアント・ソリューションズ統括本部 マーケティングマネージャーを務める本谷和美氏は、近年の働き方の特徴として、(1)オフィス中心、(2)社内移動型、(3)在宅型、(4)外勤型の4種類があり、それぞれに合わせたソリューションを提供すべきと、その必要性を説いた。デルではこういった用途に応じた製品をラインナップしており、今回発表した製品群も、さまざまなシチュエーションに合わせて選べる製品となっている。

 デルはハードウェアだけでなく、ソフトウェア面での改善や強化も行なっており、今回の発表会には間に合わなかったものの、従来のDell Data ProtectionにAI機能を備えたマルウェア対策ソフトを統合するといった施策が採られる予定だ。

Dell Data Protectionの種類

Latitude 2-in-1シリーズ

 2in1のLatitudeでは、「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」と「Latitude 11 5000シリーズ 2-in-1」の2つのモデルを用意。それぞれ近日中の発売を予定しており、税別直販価格は前者が173,980円から、後者は104,980円からとなる。

「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」
特徴
使用可能なアクセサリ

 「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」は、先日発表されたコンシューマ向けの12.5型2in1「New XPS 12 2-in-1」の法人向けモデル(別記事)で、仕様は似通うもののTPMチップの搭載といったセキュリティ機能が充実している点に明確な違いがある。

 New XPS 12 2-in-1には着脱式のキックスタンド付きキーボードが付属しているが、本製品はこれ以外にもマグネットと溝のあるヒンジでタブレットを支える「マグネティックキーボード」という選択肢も用意されている。ただし、製品選択時にどちらか一方しか選べないほか、これらキーボードはオプションで購入できるかが不明。デルの広報によると、現在確認中とのことだった。

 薄型軽量を実現し、ディスプレイはフルHDだけでなく、4K解像度も選択可能。USB Type-C(Thunderbolt)を2基備え、本体の充電もできるなど、2in1ながらハイスペックな仕様を採用している。

Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1
スリムキーボードの正面
左側面
右側面
背面の上側
背面の下側
キックスタンドを畳んだ状態

 主な仕様は、CPUがCore m、メモリ4GB/8GB、ディスプレイは12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)または4K(3,840×2,160ドット)Corning Gorilla Glass製タッチ対応液晶、ストレージはSSD 512GBなど、OSはWindows 10/8.1を選択可能。

 インターフェイスは、USB Type-C(Thunderbolt)×2、SDカードリーダ、IEEE 802.11ac対応無線LAN(Intel WiDi/Miracast対応)、Bluetooth 4.1、500万画素前面/800万画素背面カメラ、音声入出力などを装備。

 本体サイズ(タブレット)は291×193×8.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は730.7g。スリムキーボードと組み合わせた場合の重量は1.4kgになる。バッテリ容量は30Whr。付属品として、USB Type-CのType-A変換アダプタを同梱。

タブレット状態
右側面
左側面
天面
底面
マグネティックキーボード
左側面
スタンド部
マグネティックキーボードにタブレットを合体
スタンド部
載せた状態の左側面
載せた状態の右側面
タブレットをそのまま前に倒して蓋を閉じられる
マグネットが強力でタブレットを下側にしても外れることはなかった

Latitude 11 5000シリーズ 2-in-1
特徴
使用可能なアクセサリ

 「Latitude 11 5000シリーズ 2-in-1」は、10.8型のフルHD表示対応のタブレットで、スリムタイプキーボードも用意。別売のタブレットドックを利用することで、デスクトップPCの操作性を実現する。MIL-STD規格を取得しているのも特徴。

Latitude 11 5000シリーズ 2-in-1

 主な仕様は、CPUは2種類ありCore m3-6Y30(900MHz、ビデオ機能内蔵)/Core m5-6Y57(1.1GHz)、メモリは4GB/8GB、ディスプレイは10.8型フルHD(1,920×1,080ドット)Corning Concore Glass付きタッチ対応液晶、ストレージはM.2 SATA SSD 128GB/256GB/512GBなど、OSはWindows 10 Pro/10 Home/8.1 Pro/8.1を選択可能。

 インターフェイスは、USB 3.0 Type-C(データ転送と本体充電対応)、USB 3.0、IEEE 802.11ac対応無線LAN(Miracast対応)、Bluetooth 4.1、NFC、Micro HDMI出力、microSDカードスロット、音声入出力などを装備。

 型番が5175のモデルと5179のモデルがあり、前者の本体サイズ/重量は279.8×176.8×10.78mm(同)/709.8g。後者は279.8×176.8×14.32mm(同)/757.8g。

左側面
右側面
天面
底面
背面

Latitude 3000/5000/7000シリーズ

 クラムシェルでは、エントリー向けのLatitude 3000シリーズ、ミドルレンジのLatitude 5000シリーズ、ハイエンドのLatitude 7000シリーズを展開。それぞれディスプレイサイズが異なる複数のモデルを用意している。

Latitude 3000シリーズ

Latitude 3000シリーズ

 Latitude 3000シリーズでは14型と15型の2種類の大きさのノートPCを発売。税別直販価格は順に、64,980円から、57,980円からとなる。

 エントリー向けということもあり、上位モデルに比べると仕様は見劣りするが、指紋認証やWindows Helloによる赤外線カメラを利用した生体認証を利用可能。環境耐性を証明するMIL-STD 810G認証を取得しているなど、ビジネス面での利用には十分な機能と性能を備えている。

 また、バッテリ駆動時間は最長15時間を確保し、バッテリ交換も可能としている。本体にポリカーボネートの耐摩耗性塗装が施されているのも特徴。

Latitude 14 3000シリーズ

 Latitude 14 3000シリーズの主な仕様は、CPUがBroadwellまたはSkylake、メモリ16GB(最大)、ディスプレイは14型HD/フルHDの非光沢液晶およびタッチ対応HD液晶を選択可能。ストレージはHDD 1TB/SSHD 500GB/SSD 256GBのいずれか、GPUにはCPU内蔵のビデオ機能だけでなく、GeForce GT 920Mも選択できる。OSはWindows 10/8.1/7。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0、SDカードリーダ、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は、342×243.3×23.15mm(同)/1.81kg。バッテリ容量は40Whr。

キーボード正面
左側面
右側面
底面
カバー
ヒンジ

Latitude 15 3000シリーズ

 Latitude 15 3000シリーズは、15.6型非光沢液晶ディスプレイではHDまたはフルHDの解像度を、タッチ対応ではHDの解像度のみ用意。そのほかの仕様やインターフェイスは前述のLatitude 14 3000シリーズと共通。バッテリ容量も変わらない。

 本体サイズ/重量は、380×260×23.25mm(同)/2.06kg。バッテリ容量は40Whr。

キーボード正面
左側面
右側面
底面
カバー
ヒンジ

Latitude 5000シリーズ

Latitude 5000シリーズ
特徴
内部構造

 Latitude 5000シリーズは、ビジネスの生産性を上げるだけでなく、堅牢製にも注力した製品群で、12.5型/14型/15.6型の3種類のサイズをラインナップしている。税別直販価格は順に101,980円、112,980円、129,980円からとなる。

 本体のパームレスト部分などに強度があり傷も付きにくいとするカーボンファイバー強化ポリマーが使われており、2重にエラストマー加工を施したバンパーや高耐久ベゼルも使われている。それでいて重量を抑えたとのことで、この点がLatitude 3000シリーズと大きく異なっている。

 全モデルとも第6世代のSkylakeを搭載。ドッキングステーションによる拡張ができ、現行のEドックを流用可能。WiGigドックも用意されている。

Latitude 12 5000シリーズ

 12.5型のLatitude 12 5000シリーズの主な仕様は、CPUがSkylake、メモリ16GB(最大)、12.5型HD/フルHD非光沢液晶およびGorilla Glass採用のタッチ対応フルHD液晶を選択可能。ストレージはHDD 1TB/M.2 PCIe SSD 512GB、OSはWindows 10/8.1/7。

 インターフェイスは、USB 3.0×3、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth、WiGig、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は、310.5×214.5×22.65mm(同)/1.49kg。バッテリ容量は47Whrまたは62Whr。

キーボード正面
左側面
右側面
背面
底面
カバー

 なお、14型のLatitude 14 5000シリーズはLatitude 12 5000と共通点が多いため、ここでは紹介を割愛する。


Latitude 15 5000シリーズ

 15.6型のLatitude 15 5000シリーズの主な仕様は、ディスプレイが15.6型HD/フルHD非光沢液晶で、これとは別にGorilla Glass採用のタッチ対応フルHD液晶も選択可能。インターフェイスにThunderbolt 3を備える以外はLatitude 12 5000シリーズとほぼ共通となる。

 本体サイズ/重量は、377.1×252.6×23.8mm(同Uプロセッサ搭載時、Hプロセッサでは高さ24.6mm)/1.49kg。バッテリ容量は62Whrまたは84Whr。

キーボード正面
左側面
右側面
背面
カバー
ヒンジ

Latitude 7000シリーズ

 Latitude 7000シリーズは、今回のクラムシェルでは最上位に位置し、12型と14型の2種類が用意されている。税別直販価格は順に、138,980円、170,980円からとなる。

Latitude 7000シリーズ

 モバイル用途を意識した作りで、ハイスペックながら薄型軽量化を目指した。シャーシにはマグネシウム合金を採用し、パームレスト側の素材は100%のカーボンファイバーを使用。Latitude 5000シリーズと違い、セキュリティオプションが多く用意されている。14型ならディスプレイの解像度でWQHD(2,560×1,440ドット)を選択可能としている。

Latitude 12 7000シリーズ

 12型のLatitude 12 7000シリーズの主な仕様は、CPUがSkylake、メモリ16GB(最大)、12型HD/フルHD非光沢液晶およびGorilla Glass採用のタッチ対応フルHD液晶、M.2 PCIe SSD 512GB(最大)、OSはWindows 10/8.1/7。

 インターフェイスは、USB 3.0×3、Micro DisplayPort、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、音声入出力などを装備。オプションでWiGigにも対応する。

 本体サイズ/重量は、310.5×215.15×18.85mm(同)/1.26kg。バッテリ容量は37Whrまたは55Whr。

キーボード正面
左側面
右側面
背面
底面
カバー

Latitude 14 7000シリーズ

 Latitude 14 7000シリーズのディスプレイは14型で、WQHD/フルHD/HD+(1,600×900ドット)/HDの4種類を用意。WQHDのディスプレイはGorilla Glass NBTのタッチ操作対応タイプとなる。これ以外の仕様とインターフェイスはLatitude 12 7000シリーズとほぼ共通。バッテリ容量も同じ。

 本体サイズ/重量は、334.9×232×19.4mm(同)/1.5kg。

キーボード正面
左側面
右側面
背面
底面
カバー

未発表のLatitude 13も展示

 このほかに、詳細な仕様は公開されていないものの、13型のLatitudeも展示されていた。コンシューマ向けのNew XPS 13の法人モデルといった位置付けだが、実物を見たところ、筐体の大きさや搭載するインターフェイスが若干異なっていた。

Latitude 13
キーボード正面
左側面
右側面
New XPS 13(右)と大きさを比較
Latitude 13(左)の方が若干大きい

(中村 真司)