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デル、23.8型4Kの法人向け液晶一体型PC

~OptiPlexとVostroを刷新

 デル株式会社は、法人向けのデスクトップPC「OptiPlex」と「Vostro」シリーズの新モデルを発表した。6日より発売を開始する。

 性能重視のOptiPlexシリーズでは、「OptiPlex 5040」のスモールフォームファクタとミニタワーモデルの2機種を、「OptiPlex 7040」ではスモールフォームファクタとミニタワー、マイクロフォームファクタの3機種。そして、一体型モデルの「OptiPlex 7440」の1機種をラインナップ。

 一方、コストパフォーマンス重視のVostroシリーズでは、スモールフォームファクタの「Vostro 3200」と、ミドルタワーの「Vostro 3600」を用意する。

OptiPlex 5040

「OptiPlex 5040」スモールフォームファクタ
「OptiPlex 5040」ミニタワー

 スモールフォームファクタとミニタワーで筐体違いの2機種を用意するが、ハードウェア仕様はほぼ同じであり、異なるのは拡張スロットの構成ぐらい。前者の税別直販価格は91,980円から、後者は96,980円からとなる。

 ハードウェア構成は、CPUがTDP 65WクラスのCore i7/i5、DDR3メモリ16GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 10を搭載。ストレージはSSD、OSはWindows 7/8.1も用意されている。また、Radeon R7 350Xといったビデオカードも搭載可能とする。

 インターフェイスは、USB 3.0×6、USB 2.0×4、PS/2×2、シリアルポートDisplayPort 1.2×2、HDMI 1.4出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、メディアカードリーダ、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は、スモールフォームファクタが292×92.6×290mm(幅×奥行き×高さ)/約4.48kg、ミニタワーが154×274×350mm(同)/約8kg。

スモールフォームファクタモデルの背面
ミニタワーモデルの背面
ミニタワーの内部

OptiPlex 7040

「OptiPlex 7040」マイクロフォームファクタ
「OptiPlex 7040」スモールフォームファクタ
「OptiPlex 7040」ミニタワー

 スモールフォームファクタとミニタワーモデルは前述のOptiPlex 5040のそれぞれと筐体サイズを含めてほぼ同じだが、OptiPlex 7040ではメモリを32GB搭載できることに加え、DDR4メモリを使用する。なお、幅が36mmしかない最も小型のマイクロフォームファクタモデルでは、TDP 35WクラスのCore i7T/i5Tを搭載するといった違いがある。

 筐体サイズの小さい順に、マイクロフォームファクタの税別直販価格は111,980円から、スモールフォームファクタも同じく111,980円から、ミニタワーモデルは120,980円からとなる。

 一例として、マイクロフォームファクタモデルの仕様は、DDR4メモリ16GB、HDD 2TB、DVDスーパーマルチドライブ、OSはWindows 10を搭載。

 インターフェイスは、USB 3.0×6、DisplayPort 1.2、HDMI出力、Gigabit Ethernet、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は36×182×178mm(同)、重量は約1.41kg。

マイクロフォームファクタモデルの背面
スモールフォームファクタモデルの背面
ミニタワーモデルの背面

OptiPlex 7440

「OptiPlex 7440」

 ディスプレイ一体型のOptiPlex 7440は、フルHD解像度の23.8型液晶を搭載。オプションで4K解像度に変更することもできる。税別直販価格は124,980円から。

 オプションを抜きにした主な仕様は、CPUはCore i7/i5、DDR4メモリ16GB、HDD 2TB、DVDスーパーマルチドライブ、23.8型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶ディスプレイ、OSはWindows 10を搭載。ほかのOptiPlexシリーズと同じく、ストレージやOS、ビデオカードを変更できる。

 インターフェイスは、USB 3.0×6、USB 2.0×2、DisplayPort 1.2、Gigabit Ethernet、200万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は、575×63×393mm(同)/約7.2kg。

背面
側面。ディスプレイはチルトに対応

Vostro 3200、Vostro 3600

「Vostro 3200」
「Vostro 3600」

 Vostroシリーズは、筐体がスモールモデルの「Vostro 3200」と、ミニタワーモデルの「Vostro 3600」の2種類を用意。前者の最小構成モデルの税別直販価格は42,980円から、後者は89,980円からとなる。

 一例として、Vostro 3200の最小構成モデルの主な仕様は、CPUがCeleron N3150、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 10を搭載。標準でIEEE 802.11b/g/n無線LANとBluetooth 4.0+LEを備える。一方、Vostro 3600の場合は、Core iシリーズのCPUを搭載し、メモリは8GBまで実装可能とする。

 本体サイズ/重量は、Vostro 3200が92.6×293×290mm(同)/4.81kg、Vostro 3600が154×278.4×350mm(同)/7.45kgとなる。

Vostro 3200の背面
Vostro 3600の背面

(中村 真司)