.biz

PC Watch .bizでは、法人向けの製品やサービスを取り上げます。

エプソン、最小1.2kg以下からの軽量/高堅牢性13.3型ビジネスノート

~LTEオプション提供予定の10.1型Windowsタブレットも

「Endeavor NA511E」

 エプソンダイレクト株式会社は9日、モバイルノートPCの新ラインナップとして13.3型液晶を搭載する「Endeavor NA511E」、およびオプションを豊富に用意する10.1型Windowsタブレット「Endeavor TN20E」の受注を開始。順次出荷を開始する。

 同社は2013年12月17日に開催された発表会において、「省スペースデスクトップはエプソン」をキーワードに特定業務向け販売を強化する意向を表明していたが、モバイル分野においても、13.3型モバイルノートPCの「Endeavor NA511E」、10.1型Windowsタブレット「Endeavor TN20E」、同日発表の2-in-1デバイス「Endeavor TN30E」のラインナップにより、年末商戦での拡販や特定業務向け販売に力を入れる。

「Endeavor NA511E」のキーボード

 「Endeavor NA511E」は、14型ノートPC「Endeavor NA601E」の後継モデルとなる、1,366×768表示対応13.3型非光沢液晶搭載ノートPC。液晶サイズの小型化もあり、319×226×21mm(幅×奥行き×高さ)、最小構成時約1.14kg、基本構成時約1.2kgと小型/軽量化。ACアダプタも85×36×26.3mm(同)/228gと、NA601Eの108×46×29.5mm(同)/320gから容積を約45%、重量を約100g削減した。

 また、高堅牢性も謳っており、マグネシウムを天板に使用することで200kgf加圧に耐える設計とした。さらに、高強度化と軽量化のためパームレスト部からキーボード下側の素材にもグラスファイバーを配合。キーに入力時のガタツキやたわみの少ない操作感を実現しているという。キーボードのキーピッチは18mm、キーストロークは1.7±0.3mm。

 CPU、メモリ、ストレージ、無線LAN、OSなど各種BTOに対応。基本構成は、Core i5-4210U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、HDD 250GB、Windows 8.1 Update(64bit)、無線LANなしで、税別価格は109,000円。無線LAN機能については、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN/Bluetooth 4.0モジュールを税別3,000円で追加できる。

 インターフェイスはGigabit Ethernet、SDカードスロット、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、音声入出力などを装備。

 バッテリ駆動時間は、Windows 7モデルがJEITA測定法2.0で約5.6時間、同1.0で約8.9時間、Windows 8.1モデルがそれぞれ約6.8時間、約9.4時間。ピークシフト管理が可能な「電源管理ユーティリティ」が標準で付属する。

「Endeavor TN20E」

 「Endeavor TN20E」は、個人向け製品の「Endeavor S TB20S」をベースに、法人向けへ仕様変更したモデル。特定業務向けに、タブレットスタンドやアーム型スタンド、保護等級IP54対応の防滴防塵ケースなど、豊富なオプションを用意。Xi対応のLTEモジュール(GPS機能付き、税別13,000円)も1月より提供を開始する。

 基本構成は、Celeron N2807(1.58GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージ64GB(eMMC)、1,280×800ドット表示/10点タッチ対応光沢IPS液晶、Windows 8.1 Pro(64bit)を搭載。税別価格は58,000円。

 インターフェイスやセンサーは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+EDR、microSDカードスロット、前面100万画素/背面500万画素カメラ、Micro USB 2.0、Micro HDMI出力、音声入出力、地磁気センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、照度センサーなどを備える。

 バッテリ駆動時間はJEITA測定法2.0で約4.6時間、同1.0で約7.1時間。

 本体サイズは258×173×11mm(同)、重量は約690g。

オプションを組み合わせたイメージ

(多和田 新也)