ウエスタンデジタル、スケールアウト型データセンター向けHDD「WD Se」

　ウエスタンデジタルジャパン株式会社は29日、同社初のエンタープライズ向けHDDとなる「WD Se」シリーズを発表した。

　設備増設を行なうスケールアウト型データセンターに向けた3.5インチHDD。処理能力向上のため、2基のプロセッサを内蔵。また、ドライブを監視し、直線振動と回転振動をリアルタイム補正するRAFF技術、ヘッドの位置決め精度を向上させるデュアルアクチュエータ技術、システムの誘導振動を低減させプラッタを安定させるStableTrac、多軸衝撃センサー、エラー回復処理に対する時間制限機能、ヘッドとディスクの間隔をリアルタイムで微調整するダイナミックフライハイト技術などを搭載する。

　容量は2/3/4TBで、インターフェイスはSATA 6Gbps、実効転送速度は154MB/sec、平均レイテンシは4.2ms、回転数は7,200rpm、バッファ容量は64MB、騒音はアイドル時31dBA/シーク時34dBA。