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富士ゼロックス、PCからのスマート制御機能を持つ複合機向け蓄電システム

PS-02-FIM2200
6月24日 発売

価格:オープンプライス

 富士ゼロックス株式会社は、デジタル複合機向けの蓄電システム「PS-02-FIM2200」を6月24日に発売する。価格はオープンプライス。

 富士ゼロックスおよび開発関連会社の富士ゼロックスアドバンスドテクノロジー株式会社が企画し、凸版印刷株式会社が開発したもの。災害時の運用継続が求められる官公庁や病院、避難場所に指定されている施設、デジタル複合機を導入している中堅/大規模企業での利用を見込んでいるという。

 パナソニック製のリチウムイオンバッテリを2系統に分けて搭載することで、充電と給電を同時に行なえるようにした。容量は2,176Wh。目安として、デジタル複合機を用いてA4用紙3,000枚のコピーが可能としている。充電時間は6時間以内。コンセントは2口(1口は緊急用)。定格出力はACバイパス時1,500VA、バッテリ運転時2,500VA。停電時にはコンセントからバッテリ電源へと自動的に切り替わるほか、発電機からの電力を本製品内部の整流器を通してAC出力するモードも備える。

 安全面では、バッテリセルをアルミケースに収納。外装も二重にすることで堅牢性を持たせている。また、内蔵のバッテリマネージメントユニット(BMU)がバッテリの電圧や温度を監視して自動制御を行なうほか、専用のPCソフトウェア「BMU Tool」も用意する。BMU Toolでは、LAN接続したPC画面から消費電力のチェックや、ピークシフト/カット運用を制御できるスケジュール運転も可能。スケジュールの設定は、運転時刻/充電時刻を休日を含めた1日4回まで指定できる。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 本体サイズは340×685×730mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約99kg。

PCソフト「BMU Tool」によりネットワーク上のPCから消費電力チェックやスケジュール運用の設定が可能

(多和田 新也)