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レノボ、Quadro P600を搭載可能な世界最小ワークステーション
2017年7月20日 12:26
レノボ・ジャパン株式会社は、本体サイズを34.5×182×179mm(幅×奥行き×高さ)に抑えながら、ディスクリートGPUの搭載を可能にした小型ワークステーション「ThinkStation P320 Tiny」を発売した。
「ThinkCentre M910q Tiny/M710q Tiny」と同じ容積1Lの筐体を採用しながら、ディスクリートGPUとしてQuadro P600をオプションで選択可能にした製品。ISV認証済みワークステーションとして世界最小を謳う。製造/建築分野における設計やデジタルコンテンツの制作用途に加え、デジタルサイネージや情報端末などへの組み込み、工場でのFA制御などを実現するという。
Quadro P600はPascal世代のGPUとなっており、CPU内蔵グラフィックスをあわせて、4K解像度を同時に6画面出力可能となっている。このほか、温度/湿度/粉塵/振動環境下での稼働をテストする米軍調達基準「MIL-STD 810G」をクリアし、堅牢性も重視している。
OSにはWindows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード権行使)またはWindows 10 Proを搭載。Windows 7搭載時はSkylake、Windows 10搭載時はKaby Lake世代のCPUを搭載する。
例として、Windows 10 Proを搭載する「30C10019JP」は、CPUにCore i3-7100T(3.4GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel Q270チップセット、メモリ8GB、500GB HDDなどを搭載し、税別直販価格は96,000円。
中位の「30C1001AJP」は、上記からCPUをCore i7-7500T(2.7GHz)、ストレージを256GB M.2 SSDに変更し、Quadro P600(2GB)を追加。税別直販価格は148,000円。
最上位の「30C1001BJP」は、中位モデルからメモリを16GB、ストレージを512GB M.2 SSDに変更し、税別直販価格は218,000円。
Windows 7搭載は下位から順に「30C10016JP」、「30C10017JP」、「30C10018JP」の3モデルを用意。CPUはそれぞれCore i3-6100T(3.2GHz)、Core i5-6500T(2.5GHz)、Core i7-6700T(2.8GHz)に変更になっている以外、仕様は共通。税別直販価格は順に10万円、152,000円、222,000円。
インターフェイスは、USB 3.0×6、Gigabit Ethernet、DisplayPort×2、音声入出力などを搭載。Quadro P600搭載モデルはさらにMini DisplayPortを4基搭載する。なお、インターフェイスはBTOでカスタマイズ可能。本体重量は約1.3kg(最大構成)。キーボードとマウスが付属する。
【13時】実機写真を追加しました