Synology、168万円のSSD対応24ベイNAS

　Synologyは、2.5インチベイを24基備えた2Uサイズのエンタープライズ向けNAS「FlashStation FS3017」を発売した。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は168万円前後の見込み。近日出荷開始予定。

　2.5インチサイズのSAS SSD/HDDまたはSATA SSDを搭載可能。4Kランダムライトは最大200,000IOPSに達するとしている。主要なベンダーのドライブをサポートしており、ベンダーロックインを防いでいるのも特徴。

　Xeon E5-2620(2.4GHz、6コア)×2、DDR4-2133 ECC Registered DIMM 64GB(最大512GB)、10Gigabit Ethernet×2など、内部のパーツ構成はハイエンドサーバー並みの構成となっている。インターフェイスとして、ネットワークカード増設用のPCI Express 3.0 x16および同x8と、ドライブ拡張用のUSB 3.0ポート×2も装備。

　ビッグデータ解析、ビデオポストプロダクション、仮想化、データベースに好適としており、オプションでiSCSI over RDMAによる10/25/40Gigabit Ethernetを実装可能。仮想化環境は、VMware、Citrix、Hyper-V、OpenStackをサポートする。

　対応するファイルシステムは内蔵がBtrfs/ext4、外付けがBtrfs/ext4/ext3/FAT/NTFS/HFS+/exFAT。RAID 0/1/5/6/10に対応し、これに加えて独自のRAID F1にも対応。RAID F1はSSD用のRAID機能で、意図的に1つのSSDに負荷をかけることで、複数のSSDに対して同時に障害を発生するのを避けるというもの。

　本体サイズは88×430.5×692mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17.13kg。