第389回
新型iMacを試す



新しくなったiMac

 先週、Appleから発表になった新型iMacは、同社にとって久々となるMacハードウェアのフルモデルチェンジだ。プロセッサがIntel世代となった後、新しいデザインとしてMacBookが発表されているが、キーボードのデザインや筐体素材を除けば、これはMacBook Pro、さらにはPowerBook G4のデザインをモチーフとしたものだった。

 Intelプロセッサ採用の発表を行なって以来、Appleは見た目のデザインは基本的に変えないまま、“Intel化”を行なうことに注力してきたが、ここに来てやっと本体のデザインモチーフ変更に着手し始めた、その最初の作品が新型iMacとも言える。

 コンピュータとしての処理能力などに関しては、Intel化されたことで推測しやすくなっており、また多くのレビューも投稿されているため、ここではもっと私的な視点で新型iMacのインプレッションと位置付けについてレポートしたい。

新型キーボード。薄くコンパクトだが、キートップ形状は平板的なこともあり、タッチそのものはしっかりしているものの、善し悪しは好みが分かれるだろう。最下列の特殊キー配置が従来のアップル製キーボードとは異なり、特に左コマンドキーの位置が左に寄っているのがやや気になった Fnキーがこの位置に。新たにファンクションキーからダイレクトにOSの機能を呼び出せるようになったが、ファンクションキーをアプリケーションから利用可能にする場合はFnキーと併用しなければこの機能を利用できない
キー配列変更でcapslockが右下に移動した。Mac OS Xは10.4以降でControlとcapslockの入れ替え機能が付いているが、この位置になってしまうとあまり意味はない キーボードの「足」の部分には左右にUSBポートが備わっている

●Mac ProではなくMac “Ama”を求める人にも福音になるか?

 個人的なことで恐縮だが、筆者は一昨年(2005年)、PowerMac G5(2.5GHzデュアル)を購入してデスクトップで使ってきた。筆者の用途にはややオーバースペックな面もあったが、メモリやHDD拡張の柔軟性を考えれば妥当な選択肢だった。

 当時、すでにIntelアーキテクチャへの移行が発表されていたが、現在ほど仮想PCエミュレータが進歩しておらず、「BootCamp」も発表前だったためG5で十分と考えていたからだ。実際、ソフトウェアはユニバーサルバイナリでの発売になることを考えれば、互換性で問題となることもなく、パフォーマンスには現在も不満を持っていない。

 しかしご存知のようにBootCampが発表され、仮想PCエミュレータのパフォーマンスや機能も大きく進歩している。今や仮想マシンに割り当てるメモリさえ確保してやれば、同一画面上で独立したソフトウェアのようにWindowsアプリケーションを利用でき、Windows環境をBootCampとエミュレータで共有することもできる。

 まさに、Windows環境とMac OS環境を併用する筆者のようなユーザーにとっては十分に周辺の環境が整ってきたといえ、Intelプロセッサ搭載のデスクトップ機が登場したところで買い換えようと考えていた。ところが昨年(2006年)、やっと登場したMac Proは、その名の通りプロ向けの仕様で、PCで言えばワークステーションクラスのチップセットとプロセッサしか選べない。加えてメモリの選択肢もECC付きFB-DIMMのみと割高だ。

 PowerMac G5の時代には、ローエンドにシングルプロセッサの廉価版が用意されたものだ。これと同様に、デスクトップPCでは主流のConroeをプロセッサとして用いた、“ごく普通の”デスクトップPCライクなMac……Mac “Ama”でも、Mac “Semi Pro”でもいいが……は、ついぞ登場せず、今後の開発予定も聞かれない(Apple側のコメントなどを見ると、その代わりに投入されたのが旧iMacの24インチ版だったとも言える)。

 とはいえ、旧iMacはチップセット側の制限により、3GBまでしかメモリを増設することが出来ないため、仮想PCエミュレータの利用や数年間の継続した使用を考えると、やや心許ない。HDDの交換もやりにくく、分解/復元が得意な人であれば難しくはないものの、かなり面倒くさい(ということはミスもしやすい)構造である。

 結果、ちょうどいい製品がなく、PowerMac G5をそのまま継続して使ってきた。多少の事情の違いこそあれ、同じようにハードウェア選定で悩みを抱えているMacユーザーは少なくないのではないだろうか。特にWindows PCとMacを併用し、1つのディスプレイを切り替えて両プラットフォームを使っているユーザー(筆者もそうだ)にとっては、iMacを選んでもMac Proを選んでも、あまりシックリくる感じがしなかった。

 そんな「Mac Amaが欲しい人」にとって、新型iMacはちょうど良い選択肢となり得るのだろうか? というのが、今回の主なテーマだ。

●ハードウェアの基本的な構造は従来と変わらず

 従来のiMacと同様、新型もハードウェアの基本部分はモバイル向けのプラットフォームを利用している。いわゆるSanta Rosa世代のチップセットを用い、デスクトップPC向けの3.5インチHDDなどと組み合わせ、ディスプレイ一体型のフォームファクタに詰め込んでいる。

正面から見た時の形状は従来機とほぼ同じで、画面下端は机から約17cmの位置にあるが、奥行き方向はスッキリと薄くなり、薄型キーボードと相まって実にシンプルかつスマートに設置できる 背面はブラック。筐体下端のメッシュから吸気し、暖まった空気(軽くなった空気)を上部スリットから排出している。上端はかなり熱くなる場合もあるが、35度前後の環境で高負荷をかけても熱暴走することはなかった。吸排気音もほとんど気にならない 電源ボタンはこの位置に。周辺には他に何も配置されていないため、慣れればスグに位置を探り当てることができる

メモリは下部のスクリューを1個外すだけで交換できる。SO-DIMM2枚の構成で最大メモリは4GB

 2GBのSO-DIMMを2枚まで装着できるため、チップセットのIntel xM965が利用できる最大メモリ(4GB)まで増設が可能になっている。従来に比べ1GBの上昇という上限メモリにはやや失望感はあるが、Mac OS上でVistaを動かす場合でも当面は4GBでも凌げるだろう。

 蛇足だが、チップセットがIntel xM965となったことで、45nmプロセス採用のCore 2 Duo(Penryn)へ容易に対応できるようになった。あとは年末ごろと予想されているPenrynの出荷が予定通りに実行されれば、ハードウェアの大きな変更無しにそのまま次のプロセッサアーキテクチャへとスペックが更新できることになる。

 一方、HDDの搭載位置(ディスプレイほぼ中央部)までアクセスするのは旧iMac以上に面倒そうに思えるが、実はこの部分はやや簡単になっているようだ。吸盤付きのタオル掛けなどを使い、前面のガラスを引っ張ると簡単に取り外せ、その下にネジが隠れているというのだ。実際にやってみると、確かに簡単に外れる。ガラス周囲の裏側に位置決めピン付きの薄い金属プレートが接着されており、これを本体側のマグネットによって吸着している。なかなかよく考えられた構造だ。

【お詫びと訂正】読者の方のご指摘を受け、ガラスの取り外しについての表記を一部改めさせていただきました。

 ここから先、ビスを外すところまでは試用機のため手を付けなかったが、内部構造は旧iMacを基礎に薄型化のためのリファインを行なったという雰囲気で、問題のHDDもディスプレイパネル裏側中央にあるため、フロントマスクを外した上で液晶パネルも外す必要がある。個人的には将来、内蔵HDDが不足し始めたら挑戦しようと思うが、それでも積極的に購入直後から交換しようと思うほど簡単ではない。

USBポートはもう少し多くてもいいと思うのだが。個人的にはeSATA端子が追加されなかったのが残念

 HDDの拡張性に関しては、eSATAの端子を備えていれば高速の外部HDDを追加出来るのだが、これも残念ながら装備されていない。そこまでのパフォーマンスを求めないならば、USBやFireWire(IEEE 1394)対応の外付けドライブ、あるいはGigabit Ethernet経由でNASにアクセスという手段もあるが、なるべく購入時に余裕のあるHDD容量を選ぶ方が良いだろう。1TB HDDオプションは非常に高価だが、750GBまでならば比較的リーズナブルな価格設定になっていると思う。

 このように、Mac Amaを求める筆者としては、今回のiMacもやや悩ましいハードウェアに感じた。ただし、HDDの拡張性、交換の難易度といった要素を除けば、周辺環境の整備もあってMac AmaではなくiMacでもいいか? という気にさせてくれる状況にはなっては来た。個人的にも新型iMacを選んでみるかと心が動き始めてきた。

 それは以下のような理由からだ。

●仮想環境を含めWindows環境との併用に十分耐えるスペック

 iMac G5が登場した当初は、外部コンピュータのディスプレイとして利用できる、ディスプレイ入力端子があればいいのにと考えたこともあった。そうすれば、Windows機からiMacのディスプレイを切り替えて使用可能になり、机の上に余分なディスプレイを置かなくても済む。

 だが、BootCampをインストールし、さらにBootCampのWindowsパーティションから仮想PCエミュレータを起動するよう設定しておけば、普段はエミュレータで、パフォーマンスや互換性の面でエミュレータでは厳しい場合はBootCampで起動すればいい。実際に使っていると筆者の使い方ではBootCampは不要。Windowsゲームを遊びたいという人ならば、BootCampが必要になるという程度だ。

 筆者は仮想PCエミュレータに「Parallels Desktop」を使用しているが、バージョン3.0になってやや不安定になったものの(これも時間が解決するだろう)、パフォーマンスや使い勝手は大きく向上している。また、プロセッサ負荷が緩和されており、以前はParallels Desktopの動作中、常にプロセッサコアの片方をParallels Desktopが占有していたが、3.0ではWindowsのアイドル時はさほどプロセッサを消費しなくなった(15%以下)。

 これぐらいパフォーマンスが良くなってくると、Macとは別にWindows専用のコンピュータを用意する必要がなくなり、結果としてディスプレイはiMacの液晶パネル1つだけでも良いと考えるようになったからだ。メモリに関しても、Parallels Desktop上で動かすOSにWindows XPを選べば512M〜1GB程度の割り当てでも十分にサクサクと動作するため、最大4GBでも今後数年は大きな問題にはならないだろう。

 個人的な事情を言えば、クライアントのWindows PCとは別にWindows Serverを1台動かしておく必要があるのだが、こちらにはサイズの小さな確認用ディスプレイを付けておけばいいい。メンテナンスはリモートで行なってしまうため、インストール時以外はディスプレイを使うことはないからだ。

 残る問題は、果たして外部ディスプレイを処分してiMac 1台だけにした時に、内蔵ディスプレイでも十分に満足できる品質かどうかだ。

●上下視野角に不満の残る20インチタイプ。表示品質を求めるなら24インチを

 発売時に何もアナウンスされていなかったため、手元に届いた20インチのiMac評価機が来た時に、少々驚いたことがある。ディスプレイに使われている液晶パネルが、旧20インチiMacのIPS型から変更されTN型になっていたのだ。

 液晶パネルはご存知のように、TN型、VA型、IPS型に分類される。TN型は視野角とコントラスト比が低い問題があり、VA型は高コントラストだが視野角に問題がある。IPS型は視野角で圧倒的に有利だが、コントラストはやや低く応答速度も少し遅くなる。静止画の表示が主で明るい場所で利用することが多いコンピュータの場合、IPS型がもっとも向いている。

 “いやいや、新型20インチiMacの視野角は160度もあるじゃないか”と言う読者もいるかもしれないが、この数値は実際にはあまり意味がない。単にコントラスト比が正面の場合に比べ、1/10になっている角度を調べているだけだからだ。TN型やVA型は斜めから見た時にコントラストが下がるだけでなく、色が変異してしまう。中でもTN型パネルは上下視野角が狭く、ある方向は白っぽく、別の方向では表示が反転してしまう。

 旧iMacでは17インチモデルを普及価格帯モデルとしていたため、ここにTN型液晶パネルを使って購入しやすくしていたが、20インチと24インチにはIPS型液晶パネルを採用していた。ところが17インチモデルが廃止されたため、必然的に20インチモデルの価格を下げなければならなくなり、TN型を採用することとなったのだろう。

 実際に表示を見ると、最近のTN型液晶パネルの高性能化もあって、1人で正面からディスプレイを見るだけならば、TN型ということから想像するよりも悪くはない。コントラスト比も正面からならばさほど問題は感じさせず、ガラスを用いたディスプレイ前面のパネルも効果を発揮してか、色純度も十分に高い。ノートPC用のTN型液晶(たとえば17インチMacBook Proの液晶パネル)よりは、新型iMacの20インチTN型液晶パネルの方がずっと高品質な表示は期待できる。

 試しに20インチモデルに付属していたモニタのカラープロファイル(Apple製品のプロファイルはRGB個々のガンマトラッキング合わせるため、きちんとディスプレイカード側の補正パラメータを持っている)を調べてみたが、sRGB比で若干青の純度が低いが、緑に関してはむしろ再現域が広い。「Spider2 Pro」を用いて色域を計測してみたが、付属プロファイルとほぼ同じであり、色再現域の広さに関しては大きな問題はない。

左右視野角はさほど悪くないが、RGBのガンマが揃わなくなるためホワイトバランスが崩れ、特にグレー部分の色変異が起きているのがわかる。ディスプレイからの距離を適正に取れば、正面から見ている限り、さほど気にならないレベル

 ただし、上下視野角はかなり狭い。上方向から見ると白っぽく、下方向から覗くと表示反転する方向で取り付けられているが、パッと見で明暗のトーンカーブや色が適正に見える範囲は狭く、ディスプレイから目まで80cm以上の距離を取った上でパネルの上下角度をきちんと目線方向に合わせなければ、色変異やコントラスト変化がハッキリ判別できた。

上方向から見ると白っぽくなり、下方向から見ると暗部が強調される。下方向から見たときの背景が黒になっているのは、視野角が狭いためだ。ここではやや極端に斜めから撮影しているが、上下方向に関しては視野角はシビア。キッチリと視線方向に画面を合わせても、上端と下端のトーンカーブ変化がわかる

 今回は24インチモデルとの比較は行なっていないが、24インチ版の液晶パネルはIPS方式との事なので、表示品質に関してこだわるならばそちらを選ぶ方がいいだろう。筆者自身は、もともと24インチモデルを検討しているが、一般的な用途では20インチでも十分なハズ。できれば20インチモデルにもIPSパネルのBTOオプションを用意して欲しいところだ。

 もし筆者がデジタル写真のデータやプリント結果の評価などを行なわないのであれば、20インチモデルのTN液晶パネルでも満足しただろう。通常の利用において、問題と思えることはないからだ。しかし個人的に仕事で使うのであれば、IPS液晶パネルを採用した24インチモデルを選ぶ。

 その一方で、デザインバランスも20インチが一番シックリくるし、実際の売れ筋も20インチモデルに違いない。このあたりはとても悩ましい。

●シンプルにコンピュータをツールとして使いこなしたい人に

 iMacにはTVチューナ内蔵モデルも無ければ、拡張カードスロットはPCI Expressはもちろん、CardBusすら存在しない。メモリカードリーダも内蔵しておらず、付加機能の追加はUSBあるいはFireWireに頼らなければならない。

 既にMac OSのユーザーになっている人はもちろん、筆者のようにWindowsと併用しているユーザー、これからMac OSに触れてみようと思っているユーザーも、その点さえ割り切ってしまえば、実にシンプルでツールとしてデスクの上で快適に必要な作業をこなすモデルとして魅力的な製品だ。TV録画はコンピュータにとって必須の機能というわけではないし、拡張カードスロットの拡張性にしても以前ほど重要ではなくなってきた。

 柔軟にハードウェア構成を選び、後からいくらでも機能追加、性能強化を図れるデスクトップPCとは相容れないコンセプトだが、オールインワンパッケージを購入してきたらあとはコンピュータを活用、あるいは楽しむだけというシンプルな使い方を望むなら、IntelベースでWinodwsもMac OS Xも動作し、質感やデザイン性の高いiMacはとても良い選択肢だと思う。

 実は評価用のiMacが届くまでは、「新型は良くなった部分もあるが、なんと垢抜けないデザインになったことか」と、やや重い気持ちで評価機を迎えていた。しかし、実物を見ると金属とガラスの組み合わせならではの、素材そのものが醸し出す質感の高さに感心した。プラスチックパーツにはない存在感がある。

20インチ版の新型iMac。14個のダウンライトを設置している部屋で撮影したが、特に映り込みは気にならない。背後にカーテンを開けた窓などがない限り、ガラスパネル採用の弊害はないだろう。一方でアンチグレアによる色純度低下がない分、発色は鮮やか。なお、前面のガラスパネルを外しても、内部の液晶パネルにはアンチグレア処理が施されていないため、ツヤ無しにできるわけではない

 また液晶パネルの輝度がノートPCよりも高いことや、明るい背景が多いMac用アプリケーションのデザインなどもあり、ガラス面への映り込みもさほど気にならない。量販店の展示スペースなど、通常の家庭よりも広く、照明が多数配置されている部屋では映り込みも気になるだろうが、実際の部屋ではさほど問題とは思わない。設置場所の対面にカーテンを閉めていない窓がある場合などを除けば問題とは感じないだろう。

 かつて10年ほど前に、PCの機能はすべて1つのシールドケースに統合されて、ユーザーが箱を開ける必要はなくなるなどと言われたものだ。いわゆるPCの家電化に関する議論だったのだが、性能的にもデザイン的にも、そして機能の面でも、当時の理想に近付いてきたのかもしれない。

 さらに今後、時間をかけてUWBが一般化してくれば、USBで接続している周辺デバイスの接続もケーブルレスが当たり前の時代がやってくるかもしれない。そうなれば、今の仕事机周りもずいぶん片付いて……などと夢想したくなるシンプルな構成とフォルムに、個人的には強い魅力を感じた。

 余談になるが、新型iMacと同時発表となった「iLife」と「iWork」、「.Mac」にも簡単に触れておきたい。

 iLifeはiPhotoとiMovieの改良が大きい。特にiMovieは動画編集だけでなく、動画ライブラリの管理ツールとしても使えるよう大きくユーザーインターフェイスが更新されている。iPhotoの日付ごとに自動分類するライブラリ機能も現実的なもので、従来機にインストールしてもパフォーマンスの向上を実感できた。両アプリケーションを活用しているユーザーなら、バージョンアップする価値は十分にある。

 iWorkはPagesにはさほど大きな違いは感じないが、KeynoteはPowerPointとの親和性がさらに高まったように思う。とはいえ、今回のバージョンアップはNumbersの追加が主だろう。Excelとは全く異なる概念のレイアウト機能や表デザインを重視したものだが、Excelの機能をしゃぶり付くすわけではないライトユーザーならば、むしろこちらの方が扱いやすいと感じた。Open Document Formatの読み込みにも対応しているため、Office 2007で作成したdocxなどのファイルも開ける。

 Officeをツールとして積極的に使うわけではないが、たまに文書を作成したり、あるいはメールで届いたOffice文書を読まなければならないといった程度なら、低価格なiWorkで済ませるというのもアリだろう。何よりMac Officeがユニバーサルバイナリ化されていない現状では、動作が軽いというのも大きな魅力になる。

 そして.Macだが、こちらはパーソナルアカウントの容量が10GBになった事、iLife '07との連携が強化された事が主な違い。既存ユーザーは自動的にアップグレードされている。サーバが米国にあるのか、日本から使っていると遅さを感じることもしばしばだった.Macだが、容量アップとともに性能強化も図られたのか、容量アップ分に見合うアクセス速度の向上が感じられたのが個人的には嬉しいニュースだった。

 これら製品の改善は、すべてのユーザーに関係するという意味において、実は新型iMacよりもよほど重要なアップデートと言えるのではないだろうか。

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(2007年8月17日)

[Text by 本田雅一]


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