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アップルストア、名古屋に明日オープン
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オープンは午前10時から。なお、通常は午前10時から午後9時までの営業。元日以外は営業する |
アップルコンピュータは、明日1月22日、午前10時に、愛知県名古屋市中区栄に、アップルストア名古屋栄(Apple Store, Nagoya Sakae)をオープンするのに先立ち、報道関係者に店内を事前公開した。
全世界で102店舗目、米国以外で4店舗目、日本では銀座、心斎橋に続き3店舗目となる同店は、松坂屋やブランドショップが近く出店する大津通り沿いに位置する。
2フロア480平方mの店舗面積に、約700種類のアップル製品および関連周辺機器、ソフトウェアを展示。さらに、アップルストアの特徴ともいえる専門家による相談コーナー「ジーニアス・バー(Genius Bar)」や、子供のためのアプリケーションなどを直接操作できる、キッズセレクションなどのコーナーも用意されている。銀座店、心斎橋店に設置されているシアターは店舗面積の関係上、栄店では設置を見送っている。
店内には32人の専門スタッフを配置。ジーニアス・バーで技術的な質問や、専門的な知識を要する質問などに対応する“ジーニアス”と呼ばれるスタッフは6人の体制となっている。
また、心斎橋店でも採用されたガラスの階段は、名古屋栄店では、入口正面にまっすぐな階段で配置。ガラス面が直接床に触れず、背面にも柱がない設計を採用しているのが特徴。「まさに、階段が宙に浮いているような感じが表現されている。栄店のシンボル的存在」(米Apple直営店担当リージョナルディレクターのスティーブ・ケーノ氏)とした。
大津通り沿いのアップルストア名古屋栄。正面が松坂屋となっている。2階までを店舗として使用。地下一階が倉庫になっている | 2階に設置されたジーニアス・バー。正面のガラスの階段をあがると正面にある |
用意されたiPod shuffleと、iPod mini。iPod shuffleを入手するには徹夜は必至? | 2階に配置されたキッズセクション。銀座、心斎橋と同じようにeMacが用意されている | ソフトウェアも充実。店内には周辺機器を含めて700種類の製品が展示されているという |
店内には2台のMac miniを展示している。展示場所は1階を入ってすぐ左側 | 1階奥のレジカウンター。レジは2階にも用意されている | アップルストア名古屋栄のシンボル的存在となるガラスの階段。入り口正面にある |
ガラスの階段を裏から見たところ。後ろから支える柱はない | 2階から1階を見たところ。スカートをはいた女性は、ちょっと注意が必要? | ガラスの階段は、ガラスが直接、床や壁に触れない設計を採用。初めての試みだ |
今回の出店にあわせて来日した、米Apple直営店担当のブリジット・バーマン バイスプレジデントは、「名古屋の著名な場所に、アップルストアをオープンできたことは大変うれしい。アップルストアは、10~12月に5億6,100万ドルの売り上げを上げ、4,500万ドルの利益を上げ、1,000万人の人が訪れている。名古屋の店舗の売り上げ目標は公開できないが、すばらしい店舗であり、絶対成功すると信じている。売り上げ計画を修正しなくてはならないかもしれない」などと語った。
また、「アップルストアは、単なる店舗ではなく、ユニークでワクワクできる店舗。初めてパソコンに触れる人から熟練者まで、さまざまな体験を味わうことができる。それは適切なアドバイスができるスタッフがいること、多くの周辺機器、ソフトが揃っていること、購入する前に体験してもらえる環境が揃っていること、購入時にソフトをインストールするといった、自分の使いやすいようにカスタマイズできること、即日あるいは翌日に修理が完了するといったサービスを提供できるからだ。コミュニティを形成できる店舗であり、栄の店舗でもそれを実現している」とした。
一方、日本国内でアップルストアの事業を統括するスティーブ・ケーノ氏は、「名古屋の店舗は、最高のタイミングで、最高の場所にオープンできたと思う。明日は、心斎橋店のオープン時以上の人たちに並んでほしい。『iPod shuffle』の販売も行ない、29日に発売する『Mac mini』も展示し、デモストレーションを行なう。また、1,500名にオリジナルTシャツをプレゼントする」と話した。
アップルストア名古屋栄の店長に就任するのは、池内宏行氏。「ヒロと呼んでください」との第一声で報道関係者向けに挨拶し、「銀座、心斎橋よりも優秀なスタッフを揃えました。明日は情熱的なスタッフがお客様をお迎えします」と語った。
また、アップルコンピュータの前刀禎明代表取締役も、すでに名古屋入りしており、「私自身、犬山市の出身で、名古屋にアップルストアができるのは感慨深い。先日のMacworldで、iPod shuffle、Mac mini、そしてiLifeという話題の製品が続々と発表されており、注目が集まっているところでの名古屋出店は絶好のタイミング。また、愛・地球博の開催も控え、名古屋にも注目が集まっている。名古屋地区の多くのユーザーに、アップルを知ってもらうことができるだろう。ぜひ、名古屋の方々に、アップルストアで最新の製品を体験していただきたい」と語った。
Mac miniのパッケージを持つステイーブ・ケーノ氏。「販売は29日まで待ってください」と、先行発売はしないことを明言 | 「明日は情熱的なスタッフが、お客様をお迎えします」と語る池内宏行店長。スタッフは、全員iPod shuffleを首からぶら下げている | ガラスの階段でアップルの前刀禎明代表取締役。「ぜひ、名古屋でアップルファンを増やしたい」と抱負を語る |
注目されるのは、iPod shuffleの販売数量についてだが、同社では、在庫数については明らかにしていない。だが、心斎橋店オープン時のiPod miniのように潤沢な数量が用意されているとはいえないようだ。
スティーブ・ケーノ氏が「iPod shuffleを購入したいと思ったら、ぜひオープン前に並んでほしい」というように、来店客全員が入手できる数はなさそうだ。
心斎橋店オープン時のiPod miniは、米国で先行発売していたことや、生産体制が整いつつあることもあって、在庫を確保できたが、今回のiPod shuffleは日米同時発売であり、しかも米国でも品薄という状況。「最大限の数量をかき集めた」(同社)といっても、その数には限界があったのも当然だろう。
もし、iPod shuffleを確実に手に入れたいのであれば、徹夜を覚悟しなければならないようだ。
なお、国内における次の店舗の出店については、「日本は世界第2位の市場であり、大切な市場だと考えている。名古屋の店舗がどんな成長を遂げるかにもかかっているが、将来に向けては次の出店を考えていかなくてはならないだろう。しかし、現時点で具体的なプランがあるわけではない」(ブリジット・バーマン バイスプレジデント)とした。
アップルストア名古屋栄の住所は、名古屋市中区栄3-17-15エフエックスビル。1月22日のグランドオープンは、午前10時の予定で、愛知県知事の神田真秋氏がお祝いに訪れる予定。また、当日は開店と同時に、TOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシ氏によるDJプレイが行なわれる。
当日は1,500名にオリジナルTシャツがプレゼントされるほか、22日から30日間、毎日1名にiPod miniか当たる抽選会を実施する。
夜を迎えたApple Store。21日午後6時過ぎの時点で約20人が並んでいる | 21日午後10時過ぎの時点で約50人。やはりShuffle目当ての人が多い |
□アップルのホームページ
http://www.apple.com/jp/
□アップルストア名古屋栄
http://insideapple.apple.com/redir/94155/191190/7d8dd2f0ec435fe9952c987299e1b22f
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【1月6日】「アップルストア名古屋栄」1月22日10時オープン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0106/apple.htm
【2004年8月28日】アップルストア心斎橋オープンに2,500人が並ぶ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0828/apple.htm
【2004年8月27日】アップルストア心斎橋、開店前日内覧会レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0827/apple.htm
【2003年12月1日】「アップルストア 銀座」がオープン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1201/apple.htm
【11月27日】アップルストア銀座が報道関係者向け内覧会を実施
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1127/apple.htm
【11月5日】アップル直営店舗「アップルストア銀座店」、11月30日開店
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1105/apple.htm
(2005年1月21日)
[Reported by 大河原克行]