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アップルストア心斎橋、開店前日内覧会レポート
~来年初めに名古屋への出店が明らかに

アップルストア心斎橋外観

8月27日 実施



 アップルコンピュータ株式会社は27日、8月28日午前10時から、大阪心斎橋に日本で2番目となるアップルストア心斎橋をオープンするのに先立ち、報道関係者に店内を公開した。

 同店は、御堂筋沿いの角地に立地。大丸の斜め向かいに位置し、同じ交差点の向かい側にはBEAMSやCOACHショップなどが出店しているエリア。日本橋電気街にも歩いて20分程度の距離だ。

 アップルストア心斎橋は、1階と2階の2フロア500平方mを使用した店舗で、アップルストア銀座に比べると横に広がりを持たせたつくりとなっている。

アップルストア心斎橋の象徴的存在となる円形のガラス階段。宙に浮かんだリボンをイメージした

 正面入口を入ると、目の前にはガラス製の階段が配置され、これがアップルストア心斎橋の象徴的存在となっている。米国のSOHO店が入り口にガラス製のまっすぐな階段を採用しているのを強く意識したものとなっており、宙に浮かんだリボンをイメージし、曲線を生かしたデザインとなっている。

 アップルストア銀座のオープンの際、SOHO店の印象を強く抱いていたアップルユーザーの間からは、ガラス製階段の採用を期待する声も出ていただけに、まさにそれを具現化したものとなったといえよう。

 1階は、アップルの製品を中心に、音楽やムービー、写真などといった用途にあわせた展示。2階には、8人の専門知識を持ったスタッフによる相談コーナー「ジーニアスバー」を設置したほか、周辺機器の展示、キッズコーナー、25席の最先端シアターを用意している。

 明日10時の開店にあわせては、9万円以上のアップル製品および周辺機器などをセットにした3万円の福袋を250個を用意した。また、現在はなかなか手に入らないiPod miniも全色の在庫を用意し、開店と同時に販売する。

1階のスペース。1階と2階をあわせて500平方mのフロア面積を持つ 2階に設置されたジーニアスバー。専門スタッフ8人を配置 アップルストア銀座同様、レジはiMacを使用
キッズコーナーでは子供が自由にマックを触れる 書籍やソフトなども充実した品揃え 2階に設置された最先端シアター。25席を用意している。ここでセミナーなどが行なわれる
オープニング記念として、福袋を250個用意、3万円で販売する。 iPod miniの在庫を用意。日本で即日手に入るのはここしかない

米Apple Computer直営店担当シニアバイスプレジデントのロン・ジョンソン氏

 米Apple Computerの直営店担当シニアバイスプレジデントのロン・ジョンソン氏は、「全世界を見回してみても、現時点で最も店頭にiPod miniを用意しているのがアップルストア心斎橋である。また、福袋も、なかには非常にすばらしいものが入っている可能性がある。それを購入した人は非常にラッキーだ」とした。

 オープンから30日間に渡って、310にのぼるイベントを実施し、初心者から上級者までを対象にした幅広い無料セミナーも実施する。

 すでに、27日正午の段階で、守口市から駆けつけ午前5時から並んだ男性を先頭に5人が列を作っている。銀座のオープンでは台風にも関わらず、開店時間には約5,000人が列を作ったが、「心斎橋でも同様の盛り上がりを期待している」(ジョンソン氏)と期待を寄せた。

 また、ジョンソン氏は「大阪にアップルストアを出すという意味では、いよいよ機が熟した」と切り出し、「全世界で82店舗目となる心斎橋は、世界で6番目の基幹店舗に位置づけられるものになる」として、アップルストアのなかでも重要な役割を担うことを訴えた。

 3年前にスタートしたアップルストアは、現在、米国では80店舗が、日本では2店舗が出店。延べ4,200万人が店舗を訪れている。1店舗あたりの平均来店数は1日1,000人だが、アップルストア銀座では約4,000人となっており、「心斎橋も同様の規模になるはず。性別や世代に関係ないばかりか、Macintoshユーザー、PCユーザーを問わず、そして、コンシューマ、プロフェッショナルを問わずに幅広いユーザーに来店していただける店にしたい。エキスパートによるアドバイスを受けながら、購入前に自由に触ってもらいたい」と話した。

 アップルストア心斎橋では、銀座の店舗を運営してきたマネージャークラスを店長に据えたほか、55人のスタッフを採用。「75%がプロ向けの専門知識を持ち、90%がWindowsも理解している」という。

 また、アップル・リテールリージョナルディレクター日本担当のスティーブ・ケーノ氏は、「アップルストア銀座の出店によって、周辺地域にアップルに興味を持つユーザーを集客でき、周囲のアップル製品取扱店の売り上げは約40%上昇した。同様に、心斎橋においても、周辺店舗へ好影響を及ぼすはず。日本橋電気街にも好影響があるのではないか」と話した。

 なお、今回の内覧会のなかでジョンソン氏は、日本で第3番目のアップルストアとして、名古屋へ出店する計画があることを初めて明らかにした。ジョンソン氏によると、出店時期は2005年初旬としており、場所は名古屋市内の大津通りへの出店を予定しているという。

【お詫びと訂正】初出時に大須電気街と記載しておりましたが、大津の誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。

 ジョンソン氏は「アップルストア心斎橋と同様に2フロアを使用した店舗となる。すばらしい名古屋店がオープンできるので期待してほしい」と語った。

アップル・リテールリージョナルディレクター日本担当スティーブ・ケーノ氏 心斎橋は世界で6番目の基幹店舗になる 名古屋でのアップルストア開店を発表


【追記】27日午後7時現在、徹夜待ちの行列は約70名ほどになっている。

夜に入りアップルマークが輝く 店頭で徹夜待ちをする人々

□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.apple.com/jp/news/2004/aug/27shinsaibashi.html
□アップルストア心斎橋のページ
http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/

(2004年8月27日)

[Reported by 大河原克行]


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