【調査地】東京・秋葉原
【調査日】6月6日(土)
【前回調査日】5月30日(土)

　Intelの最上級デスクトップPC向け・クアッドコアCPU新製品、Core i7-975 Extreme Edition(内部クロック3.33GHz、QPI 6.4GT/s)および950(3.06GHz、4.8GT/s)の販売が開始された。製造プロセスは45nmで、TDP(熱設計電力)は130W。8MBの3次キャッシュメモリを搭載し、CPUインターフェイスはLGA1366に対応している。調査時点の最安値は975 Extreme Editionが102,750円、950が57,950円。

　また、低価格デスクトップPC向け・デュアルコアCPUのCore 2 Duo E7600(3.06GHz、FSB 1066MHz)およびCeleron Dual-Core E1600(2.4GHz、800MHz)も出回り始めた。製造プロセスはE7600が45nm、E1600が65nmで、2次キャッシュメモリ容量はそれぞれ3MB、512KB。2モデルともTDPは65W、対応CPUインターフェイスはLGA775となっている。最安値はE7600が14,380円、E1600が5,650円。

　AMDからは、TDP 65Wの低消費電力版Phenom II、クアッドコアのPhenom II X4 905e(2.5GHz)、およびトリプルコアのPhenom II X3 705e(2.5GHz)の販売が始まった。2次キャッシュメモリ容量は905eが合計2MB(512KB×4)、705eが1.5MB(512KB×3)。製造プロセスは45nm、3次キャッシュメモリ容量は6MBで、CPUインターフェイスはSocket AM3に対応している。最安値は905eが20,380円、705eが12,980円。

　このほか、デュアルコアCPU新製品、Phenom II X2 550 Black Edition(3.1GHz)、Athlon II X2 250(3GHz)、Athlon X2 7750(2.7GHz)の3モデルも出回り始めた。Phenom II X2 550 Black EditionはTDP 80Wで、2次キャッシュメモリ合計1MB(512KB×2)と3次キャッシュメモリ6MBを搭載。内部クロック倍率の固定が解除された「Black Edition」仕様で、最安値は10,780円となっている。Athlon II X2 250はTDP 65Wで、3次キャッシュメモリ非搭載だが、2次キャッシュメモリ合計2MB(1MB×2)と1コアあたりの容量が大きい。最安値は9,280円。2モデルとも製造プロセスは45nmで、Socket AM3に対応している。Athlon X2 7750は発売済みの7750 Black Edition(2.7GHz)と同クロックながら、内部倍率が固定されたモデル。製造プロセスは65nm、TDPは95Wで、2次キャッシュメモリを合計1MB(512KB×2)、3次キャッシュメモリを2MB搭載している。Socket AM2対応で、実売価格範囲は6,480～6,903円(平均6,585円)。

　価格面では、Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)およびQ9400S(2.66GHz)の平均価格が2.1%下落したのをはじめ、Intelが引き続き緩やかな下落傾向。また、価格表には未掲載ながら、販売開始から間もないPhenom II X4 945(3GHz)が値下がりし、最安値が前回比668円(3.3%)安の19,780円となっている。

　なお、IntelおよびAMDの新製品のうち、Athlon X2 7750を除く8モデルは在庫ショップ数が10～12店と多く、今回から調査対象に加えている。また、在庫ショップ数が少数となったため、Core 2 Quad Q8300およびAthlon 64 X2 5600+(TDP 65W)を調査対象から外した。

*1 Phenom X4 9950 Black Edition(TDP 125W)

この価格は、PC Watch編集部と佐藤純一が、6月6日に各ショップの店頭での表示価格を独自に調査したものです。この価格で販売されることを保証するものではありません。実際の販売価格は変動いたしますので、購入時に各ショップの店頭にてご確認ください。各ショップの場所等については、各ショップにお尋ねください。

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