2021年11月10日 09:00
Coltテクノロジーサービス株式会社は本日、auカブコム証券が同社のオンライン取引用プラットフォームのネットワークにColt IP AccessおよびColt IP Guardianを採用したと発表しました。
auカブコム証券株式会社は、「すべてのひとに資産形成を。」というミッションのもと、人々の自由で豊かな投資活動を支えるネット証券企業です。変化が激しい時代の先進性・多様性を意識したデジタル・トランスフォーメーションに注力する同社は、創業20年を迎えた2018年にデータセンター移転プロジェクトを実施。第二創業期に備え、安定性、安全性、柔軟性に富み、かつローコストの次世代インフラを構築するうえで必要な基盤を作っていこうという動きのなか、ユーザー向けの株式および為替のオンライン取引用システムの基盤となるインターネット環境の見直しに着手しました。
同社は、より優れたカスタマーエクスペリエンスを実現する俊敏性の高いネットワークを確保するため、複数のプロバイダーを比較・検討した中からColt IP Accessを採用しました。auカブコム証券株式会社システム技術部 基盤グループの山崎貴裕氏は次のようにコメントしています。「品質については、金融業界での提供実績が多いことはもちろん、日本取引所グループ（JPX）のトッププロバイダーとして評価されていることが、Coltのネットワークの安定性や信頼性の高さの裏付けだと判断しました。」 さらに、Coltが所有する自社ファイバーとIPインフラを活用することで高いコストパフォーマンスを実現し、既存環境のパフォーマンスを下げることなく、Colt IP Access導入後のTCOを36％削減することに成功しました。
また、ユーザーの個人情報を取り扱うインターネット接続のセキュリティをより強固なものにするためDDoS対策サービス（Colt IP Guardian)をColt IP Accessのオプションとして導入しました。同社は2017年に大規模なDDoS攻撃を受けたことからサイバーセキュリティ対策には特に厳しい要件を設けており、Colt IP Guardianの導入理由について「ネットワークとサイバーセキュリティサービスをワンストップで導入したことで、運用面だけでなく管理面でも柔軟性・迅速性が高められると判断しました。また、Coltはグローバルでサービス提供しているため、日本国内だけでなく海外からのサイバー攻撃への知見がある点も魅力的でした。」と、山崎氏は語りました。
Coltインターネット接続サービス（Colt IP Access）は、高速・高品質な通信を必要とされる企業、法人のお客様向けのインターネット接続サービスです。世界29,000以上のビルや900を超えるデータセンターを結ぶ100Gbpsの最適化インテリジェントネットワーク“Colt IQネットワーク”をベースに提供されており、グローバルに展開されている複数の自社IPバックボーンで運用されているDDoS対策サービス（Colt IP Guardian）と組み合わせることで、攻撃発生時にも99.999%のアップタイム、低ネットワーク遅延を保証します。
Coltのアジア代表および代表取締役社長の星野正人は次のようにコメントしています。「Coltは長年にわたり優れたインフラネットワークを金融市場向けに提供しており、その安全性と安定性から多くのお客様に選ばれています。さらに、近年はサイバーセキュリティサービスへの投資も積極的に行っており、独自の最新技術であらゆるテクノロジーリスクからお客様の通信環境を守ります。」
Colt について
Coltは、お客様の成功を支援するために当社の企業DNAを活用し、コネクティビティの力を通して世界の仕組みを変えるために尽力しています。Colt IQ Networkは、ヨーロッパ、アジア、北米の大規模なビジネス拠点において、900以上のデータセンターと29,000を越える商用ビルを接続しています。
Coltは今日のコネクティビティニーズの変化を理解しており、顧客企業の成長をサポートするアジャイル、オンデマンド、そしてセキュアな広帯域ネットワークと音声ソリューションを提供しています。データ集約型企業を含む当社のお客様は、30ヶ国、210を超える都市に広がっています。Coltは、SDN（Software-Defined Network）とNFV（Network Functions Virtualization）分野における革新者および先駆者としての評価を受けており、株式非公開企業であるColtは業界でも財政的にもっとも健全な企業のひとつであり、お客様のニーズを常に中核に捉えています。詳細については、www.colt.netをご覧ください。
