自転車1台にmicroSDカード6,000枚を隠し中国に入国しようとした男を拘束

押収されたmicroSDカード6,000枚(出典:海関発布)

　香港と深センを結ぶ税関「沙頭角海関」で、自転車のフレーム部やサドル部にmicroSDカードを6,000枚隠して中国に無申告で通関/入国しようとした男性の身柄が確保された。中国の税関公式Weiboアカウント「海関発布」で明らかにされた。

　拘束された男性は自転車を押して無申告通路を通ろうとしたところ、目線をそらすなど不審な行動が多かったため、職員に確保され精密検査を受けた。この結果、自転車の空洞部にmicroSDカード6,000枚を隠していたという。事件は現在税関当局で処理中だとしている。

　こうした電子機器の密輸/不法輸入の“珍事”はこのところ広東省近辺で多発しているようだ。4月7日には、海南島の免税制度を悪用して、200台余りのiPhoneやタブレットを個人利用名目で輸入して販売したグループが摘発された。

　また3月29日には、広東省の白雲空港(国際空港)で、外国籍の男性が56箱/1.3tにも上る中古スマートフォン/スマートフォン画面を無申告で輸入しようとしたという(その後の処置は不明)。

自転車の空洞部に隠されたmicroSDカード(出典:海関発布)

海南島の免税制度を悪用してiPhoneなどを大量輸入(出典:海関発布)

白雲空港で見つかった56箱/1.3tに上る中古電子機器類(出典:海関発布)