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旧版の半額でPC操作は最上位並み、OpenAI「GPT-6.1 Terra」
2026年10月27日 11:41
OpenAIは10月26日(米国時間)、新モデル「GPT-6.1 Terra」を発表し、ChatGPTの「ChatGPT Work」と「Codex」で提供を開始した。対象はPlus、Pro、Enterprise、Eduの各プランのユーザー。APIでも利用でき、標準のAPI価格は従来の「GPT-5.6 Terra」の半分に引き下げられ、100万トークンあたりの価格は入力が1ドル(約158円)、キャッシュ入力が0.05ドル(約8円)、出力が5ドル(約790円)。
GPT-6.1 Terraは、詳細な視覚推論と正確なコンピュータ操作(Computer Use)、より明快で自然な文章作成を、高速かつ効率的に実行できるとするAIモデル。提案書の作成や技術図面の読み取り、フォームへの入力、動画編集といった、日常業務で発生するタスクを得意としている。
API価格は、GPT-5.6 Terraおよび「GPT-6.1 Sol」と比べて50%安く、受け取った請求書を読み取って会計ソフトに入力するといった、大量の定型作業の自動化に向くとしている。ChatGPT WorkとCodexでも、同じ利用枠で処理できるタスク数がGPT-5.6 Terraより多く、GPT-6.1 Solや「GPT-6 Astra」と比べると大幅に増えるという。
コンピュータ操作の能力はGPT-6 Astraと同等でより低コスト。専門業務のタスクで構成されるベンチマーク「Agents' Last Exam」において、推論レベルmediumで測定したところ、GPT-6 Astraと同等の性能を10分の1のトークン単価で達成した。推論レベル最大では、Anthropicの「Claude Opus 5.5」と比べてトークン効率が3倍以上、トークン単価は4分の1で、タスクあたりのコストは約9分の1になるとしている。また、タスクの完了はGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solより3倍以上速いという。
視覚推論のベンチマーク「MMMU-Pro」では、GPT-6 AstraやGPT-6.1 Solに近いスコアを大幅に低いコストで記録した。デスクトップアプリを使った複数ステップの作業を評価する「OSWorld 2.1」では、推論レベルmediumの時点でGPT-5.6 Terraの最高スコアを超えた。
事実性も改善した。誤答を誘発しやすいプロンプトで構成した社内ベンチマークでは、推論レベルlowでの誤答率がGPT-5.6 Terraの53.6%から16.7%へ約37ポイント低下した。推論レベル最大では18ポイント下がって4.3%と、GPT-6 AstraやGPT-6.1 Solとほぼ同水準になった。
コーディングでは、コマンドラインでの問題解決能力を測る「Terminal-Bench 4.0」において、推論レベル最大で50.3%のタスクを解決した。GPT-5.6 Terraの21.5%に比べて2倍以上となる。ただし、最も複雑なコーディングタスクには、引き続きGPT-6.1 SolやGPT-6 Astraが適するとしている。
科学研究のタスクをコードで実行する「Terminal-Bench-Science 0.1」では、推論レベル最大でGPT-6.1 Solを上回った。一方、Claude Opus 5.5には5ポイント以内の差で及ばなかった。推定コストはClaude Opus 5.5の5分の1未満という。
安全面では、OpenAIの安全性評価の枠組み「Preparedness Framework」において、サイバーセキュリティ分野で「Critical」のしきい値に達しており、GPT-6 Astra向けに開発した保護策を引き継ぐ。また、GPT-5.6 Terraと比べて、指示された範囲を逸脱せず、作業上の制約や障害をユーザーに正直に伝える傾向が強まった。プロンプトインジェクションのテストでも、ユーザーのタスクから逸らそうとする悪意ある指示に高い耐性を示したという。





















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