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「動作ヨシ」。バイブコーディング勢に刺さる稼働状況が見えるミニPC

EU738-AI ULTRA

 既にAIエージェントをミニPCで回しているユーザーに注目の1台が現れた。リンクスインターナショナルは、千葉・幕張メッセで10月23日まで開催中のJapan IT Weekに出展し、同社が取り扱っている複数社のミニPCを展示している。

小型ディスプレイ搭載でAIエージェントの稼働監視に便利なEU738-AI ULTRA

 その中でひときわ目立つのが、MINIXの「EU738-AI ULTRA」だ。この機種がユニークなのは、本体上部に小型のディスプレイを備えており、CPU/GPU/NPUの使用率や、ファンの回転速度などを即座に確認できる点である。

 一般的なデスクトップ用途では、このパネルの出番はほとんどない。ソフトウェア上から確認すれば良いからだ。一方、ミニPC上でAIを使ってバイブコーディングし、ソフトウェアを開発しているユーザーなら、すぐにこの有用性に気づくだろう。たとえ最先端のAIモデルを使っていても、コマンド処理が失敗したまままったく進行していないのに気づかず、数時間無駄にすることがまれにあるからだ。

 その時間の無駄を解消するために、わざわざモニターを接続し、タスクマネージャーを立ち上げてまで動作を監視するユーザーもいるが、正直なところ非効率的だ。このような常時表示のステータスパネルがあれば、別途モニターを接続する必要もないわけだ。

小型のディスプレイを搭載し、常時PCの稼働状況を監視できる。AIに操作させ、モニターが別途ついていなくても、失敗による時間の無駄を防げそうだ

 このほかEU738-AI ULTRAは、CPUにCore Ultra X7 358H、メモリに64GB LPDDR5X-8533、ストレージ用にPCIe 5.0 x4対応M.2 2280スロット、OSにWindows 11 Proなどを搭載する。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4 2基、USB 3.2 Gen 2 2基、USB 2.0 2基、HDMI 2.1出力、DisplayPort 1.4、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、10Gigabit Ethernet、2.5Gigabit Ethernet、音声入出力などを備える。

側面のロゴも光ってなかなか派手だ

Jetson AGX Thor搭載のMINIX「T5000」「T4000」

T5000/T4000

 「T5000」および「T4000」は、NVIDIAのJetson AGX Thorモジュールを搭載した生成AI向けのミニワークステーション。上位のT5000は2,560基、下位のT4000は1,536基のCUDAコアを載せたBlackwellアーキテクチャのGPUを採用する。FP4スパース性能はそれぞれ2,070TFLOPS、1,200TFLOPSに達する。

 CPUはArm Neoverse V3AEで、T5000が14コア、T4000が12コア。メモリは最大128GBで、帯域幅は273GB/s。1TBのNVMe SSDを内蔵する。インターフェイスは10Gigabit Ethernet 2基、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、HDMI 2.1 2基などを備える。

背面インターフェイス

 なお、MINIXは、NVIDIAから直接Jetson AGX Thorを購入する関係を築いており、それが同等の製品を扱っていないほかのミニPCベンダーに対するアドバンテージだとした。

 このほか、リンクスインターナショナルのブースでは、オリジナルのミニPCや、GMKtecの製品なども多数展示されている。ミニPCの導入を考えているのなら、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

MINIXの主力モデルは、底面をマグネットで固定し、ツールレスで開けられるのが特徴
こちらはRyzen AI Max+ 395搭載の「ER939-AI Pro」。入荷するたびに即座に売り切れになるほどの人気だという
GMKtecのRyzen AI Max+ PRO 495搭載の「EVO-X5 Pro」も展示中
リンクスインターナショナルオリジナルのミニPCも展示