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完全ファンレスNASと192GBミニPC、Japan IT Weekで展示中

MS-S1 MAX-P495

 MINISFORUMは、千葉・幕張メッセで10月21日から23日まで開催中の「Japan IT Week 2026 秋」に出展し、最新製品を多く展示している。この中で、メモリ192GBを搭載したミニPC「MS-S1 MAX-P495」や、完全ファンレスのNAS「ALL FLASH NAS S5-304」は要注目製品なので、ご紹介しよう。

MS-S1 MAX-P495

 MS-S1 MAX-P495は9月に発表された、Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載したミニPC。既存の「MS-S1 MAX」をベースにCPUを変更しつつ、メモリがLPDDR5X-8000からLPDDR5X-8533に高速化され、最大容量も128GBから192GBに強化された。

 従来より大規模なLLMを動作させることが可能で、製品情報では「DeepSeek V4 Flash」のような128GBを超える大容量モデルも単体でロードできるようになったとされている(速度は12tok/s前後)。デモでは、「Qwen3.5-122B-A10B」が動作していた。なお、メモリが高速化された分、同じモデルでも動作速度が向上している。

デモではQwen3.5-122B-A10Bが動作していた

 そのほかの主な仕様は、ストレージインターフェイスがPCIe 4.0 x4対応M.2 1基、PCIe 4.0 x1対応M.2 1基(それぞれ最大8TBまで対応)、拡張スロットがLowProfile PCIe x16(4.0 x4接続)、OSがWindows 11 Proなど。インターフェイスは、USB4 Version 2.0 2基、USB4 2基、USB 3.2 Gen 2 3基、USB 2.0 2基、10Gigabit Ethernet 2基、HDMI 2.1出力などを備える。

 本体サイズは222.1×206.3×77.1mm、重量は2.8kg。

ほぼ開口部がない夢のファンレスNAS、ALL FLASH NAS S5-304

ALL FLASH NAS S5-304

 一方、ALL FLASH NAS S5-304は、個人向けではめずらしい、ほぼ開口部がないファンレスのNASだ。プロセッサはWildcat LakeことCore 3 304を搭載。完全ファンレスでありながら、最大約15WのTDPを維持可能としており、性能低下を抑えている。また、10Gigabit EthernetやUSB4といったインターフェイス回りも充実している。

 今回の本製品の展示は、ハードウェアではなく、現在開発中のMinisCloud OSの次期バージョンがメインテーマだ。次期バージョンでは、パラメータ数4B(40B)のQwenによる画像認識を搭載しており、画像データから文脈を抜き出し、テキストで検索できるようになっているのが特徴だ。ただ、現時点ではMinisCloud OSのアップデート時期は未定となっている。

次期のMinisCloud OSでは4BのQwenにより画像の文脈を認識し、それをテキストで検索できるようになる。例は「鉄塔」の結果。なお、この検索はかなり高速で、検索を開始して即座に応答していた

 このほかの仕様は、メモリが12GB LPDDR5-7467、ストレージが128GB UFS 3.1。M.2拡張スロットは5基用意されており、いずれもPCIe 4.0 x1接続。インターフェイスは、USB4 2基、USB 3.2 Gen 2 2基、HDMI 2.1、2.5Gigabit Ethernet、10Gigabit Ethernet。本体サイズは176.5×154×60mm、重量は1.8kg。

側面はすべてフィンで開口部はない
後部のインターフェイス

初期NUCを彷彿とさせる極小モデル「M2 Air-304」も

 しれっと静態展示されたモデルの中での注目は「M2 Air-304」だ。M2 Air-304はIntelの初代NUCと同じ4インチ四方(112×112mm)のフットプリントを持つ製品で、同社のほかの現行製品と比較しても明らかに小さくなっている。

 主な仕様は、プロセッサにCore 3 304、メモリにDDR5 SO-DIMM(最大64GB)、ストレージにPCIe 4.0 x4対応M.2 2280、OSにWindows 11などを搭載。インターフェイスは、USB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 2基、USB 2.0、HDMI出力2基、2.5Gigabit Ethernet 2基、音声入出力などを備える。

 本体サイズは112×112×37mm。

フットプリントは4インチ四方で、Intelの初代NUCと共通
ほかの現行モデルと比較しても小さい
インターフェイスは充実しており、2.5Gigabit Ethernetが2基もある
側面にはmicroSDカードスロットも搭載

 このほかブースでは、MS-S1 MAXの4台クラスタ構成や、ゲーミングPC「AtomMan G1 PRO」のビデオカードにRadeon RX 9060 XT(16GB)を追加した構成などが展示された。

MS-S1 MAXの4台クラスタ構成
動作させているのはQwen3.5-397B-A17B(合計244GB)だ
ゲーミングPCのAtomMan G1 PROは、新たにRadeon RX 9060 XT(16GB)が追加される
MINISFORUMのブース