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水中ソナー通信も搭載、超アウトドア派スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Ultimate 2」

上田羽純

2025年11月18日 19:56

HUAWEI WATCH Ultimate 2

　ファーウェイ・ジャパンは、アウトドア向けハイエンドスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を発売した。価格はオープンプライスで、実売予想価格はブラックモデルが14万1,680円、ブルーモデルが17万4,680円の見込み。

　HUAWEI WATCH Ultimate 2は、プレミアム素材を採用し、高度なダイビング機能や健康管理機能を搭載したハイエンドスマートウォッチ。

　筐体にはジルコニウムベースのリキッドメタル(アモルファス合金)を使用し、3層の防水フィルム構造や海水に耐える耐腐食コーティングを採用するなど、堅牢性、耐摩耗性、耐腐食性を高めた。また水圧感知式自動防水機構により、約30mの深度から圧力を感知、自動で防水を強化する。ベゼルとリアケースにはセラミックを採用した。

　ディスプレイには466×466ドット表示対応の約1.5型LTPO AMOLEDを搭載し、サファイアガラスで保護されている。輝度はファーウェイ史上最高という最大3,500cd/平方mで、明るい屋外での視認性を確保した。

ブルーとブラックそれぞれ異なるバンドが付属する

　ダイビング機能が大幅に強化され、水深約150mまでのダイビングに対応。ウォッチ単体としては史上初を謳う、ソナーによる水中通信機能を搭載しており、水中で半径30mの範囲内で、事前に登録した仲間とテキストなどメッセージの送受信が可能だ。緊急時には半径60mの仲間にSOSも送信できる。またBühlmann減圧アルゴリズムに基づき、20種類以上のアラートやリマインダーで安全な潜水をサポートする。

水深150mまで使用可能

ソナーによってメッセージをやり取りできる

　世界1万7,000カ所以上のゴルフ場マップが利用可能で、日本国内に関しては99%以上をカバーしているという。マップの拡大縮小や高低差補正、直前のショット距離、推奨クラブなどさまざまな機能が使用できる。

　そのほか、登山やスキーを始めとした100種類以上のカスタムワークアウトモードに対応。ルートのインポートや位置情報のマーキングも可能で、道を外れた場合にも遭難を防ぐことができる。

　健康管理機能として、新開発のマルチセンシングシステム「HUAWEI X-TAP」をウォッチ側面に搭載。指先を本体側面のセンサーに当てることで「Health Glance」機能が起動し、心電図、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルなど最大9項目のライフログ結果をまとめて測定できる。

どこでもリアルタイムでライフログを測定できる

　eSIMに対応し、スマートフォンなしでの通話やSMS送受信が可能。通話時にはAIノイズリダクションが働き、環境に関わらずクリアな音声で通話できる。

スマホを出しにくい場面でも、HUAWEI WATCH Ultimate 2単独で音声通話が可能

　Insta360ブランドのアクションカメラとのBluetooth連携に対応する。カメラの起動をHUAWEI WATCH Ultimate 2から制御できるほか、ワークアウトモードを併用しつつ撮影することで、撮影データに測定データを追加しての出力が可能だ。

insta360で撮影した動画に測定データを重ねて表示できる

　デュアルバンドGNSSによる位置測定に対応し、L1周波数帯ではGPS/GLONASS/GALILEO/BeiDou/QZSS、L5周波数帯ではGPS/GALILEO/BeiDou/QZSSを利用可能。

　センサーとして加速度/ジャイロ/磁気/光学式心拍/気圧/環境光/温度/ECG/深度/X-TAPセンサーを内蔵する。

　接続方式はBluetooth 5.2、Android 9.0以上およびiOS 13.0以上を搭載したスマートフォンで利用可能だ。

　本体サイズはブラックが約48.5×48.5×12.9mm、ブルーが約47.8×47.8×12.9mm。重量はベルトを含まず約80.5g。保護等級は20ATM、IP68、IP69。バッテリ持続時間は、節電モードの通常使用で約11日間、ヘビーユースで約6日間。ダイビングモード(ソナーによる水中通信オン時)での連続使用時間は約12時間。