BOOTH、生成AIを使った模倣行為への監視を強化。即時アカウント停止などを実施

　BOOTHは、特定の作品や作家を生成AIで模倣し、商品として出品する行為などに対し、監視を強化すると発表した。そういった行為が確認された場合、アカウントの停止などを行なうとしている。

　具体的な取り組みとしては、特定の作品・作家への依拠性が高い商品を出品する行為、およびこれに準ずる商品を大量・連続的に出品する行為といった、利用規約に違反する行為の監視を強化する。その上で、こういった行為が確認された場合、商品の強制非公開化、ショップの強制非公開化、アカウントの停止といった対応を段階的または即時に実施するとしている。

　現在BOOTH上では、従来の二次創作活動の程度を超えるような模倣行為や、著しく類似性の高い商品を過剰に出品して検索体験を阻害する行為など、一部のユーザーによるAIを利用した不当な行為が確認されているという。これにより、多くの創作物の販売機会が脅かされていることから、サービスの健全性を維持するための取り組みを5月から進めていた。しかし状況の改善に至らなかったため、今回の取り組み強化に至ったと説明している。