パナソニック、14型で世界最軽量1.14kgの「Let'snote LX3」

　パナソニックは、モバイルノートPC「Let'snote」シリーズの新機種として、14型の「Let'snote LX3」を9月13日より発売する。価格はオープンプライス。

　Let'snote Bシリーズ後継となる新製品。特徴は大きさと軽さで、最軽量の構成は14型ノートPCとして世界最軽量の1.14kgを実現。フットプリントは13.3型クラスと同等の333×225.6mm(幅×奥行き)、厚さは24.5mm。キーストロークは2mmを確保した。

　Let'snoteシリーズのこだわりである76cm落下耐性、100kgf加圧の頑丈性能も維持。天板のボンネット部分は、曲面部の裏側に階段状の構造を採用し、凸部分の裏側のリブ構造を従来の直線から波形に変更して面強度を高めた。ボンネットの高さはLet'snote Bシリーズの2.8mmから1.5mmに薄型化されている。トップケースも樹脂のみから、強度の必要な箇所にマグネシウムを使う構造とし、薄型化および軽量化、頑丈性能を実現したという。

　バッテリパックは同寸法の3セル、6セルの2種類。1セルあたりの容量は、Let'snote SXシリーズの3,400mAhから、自社で新開発した3,550mAhのセルに強化した。6セル搭載モデルのバッテリ駆動時間は約22時間となる。

　店頭モデルはCPU、光学ドライブの有無、SSDまたはHDD、付属バッテリなどの違いで4種類を用意。いずれも、Windows 7ダウングレードサービスを実施予定。

　最上位モデルは、Core i7-4500U(1.80GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB(最大8GB)、SSD 256GB、BDドライブ、1,600×900ドット表示対応14型ワイド液晶、Windows 8 Pro、6セルバッテリなどを搭載。店頭予想価格は270,000円前後、Office Home and Business 2013搭載モデルは295,000円前後の見込み。

　BDドライブと6セルバッテリを搭載するため、重量は約1.395kg。14型BD搭載ノートPCとして世界最軽量としている。

　上位モデルはメモリを4GB(同)、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブ、3セルバッテリに変更。店頭予想価格は245,000円前後、Office搭載モデルは270,000円前後の見込み。

　この構成での重量は約1.225kg。DVDスーパーマルチドライブ搭載14型ノートとして世界最軽量としている。バッテリ駆動時間は約11.5時間。

　中位モデルは、Core i7-4500U、メモリ4GB(同)、SSD 256GB、光学ドライブなし、3セルバッテリなどの構成。店頭予想価格は240,000円前後の見込み。Officeモデルは用意されない。これが最軽量モデルで約1.14kg。バッテリ駆動時間は約11.5時間。

　下位モデルは、Core i5-4200U(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(同)、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載。Officeを標準搭載し、店頭予想価格は200,000円前後の見込み。重量は約1.31kg。バッテリ駆動時間は約10時間。

　インターフェイスはUSB 3.0×2(1つは電源オフ充電対応)、USB 2.0×1、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth、WiMAX、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、SDカードスロット、720p対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

　直販モデルでは、1クラス上のCPU、無線LANにIEEE 802.11acを搭載するほか、容量512GBのSSDなども用意。メモリは最大16GBまで対応。Windows 7 Professional(ダウングレード)や、Officeの有無、バッテリ容量などを選択できる。発売は9月20日。