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NZXT、前面と左側面のガラスパネルがシームレスなPCケース

 NZXTは12日(現地時間)、ガラスパネルを支える支柱をなくしたシームレスなガラスPCケース「H9シリーズ」および両面にRGB LEDを搭載したファン「F RGB DUOシリーズ」、12VHPWRコネクタ搭載の1,200W電源ユニット「C1200 Gold」を発表した。

 いずれも米国では発売されており、日本での発売日および実売予想価格は、H9シリーズが20日で2万4,640円前後からの見込みで、そのほかの製品は未定となっている。

H9シリーズ

H9 Elite

 H9シリーズは、フロントおよびサイドガラスパネルの間にある支柱をなくすことで、PC内部のパーツやライティングをより美しく見えるようにしたというPCケース。トップパネルがガラスでF RGB DUOファンを搭載した「H9 Elite」と、トップが穴あきパネルで通常ファンモデルの「H9 Flow」を用意し、実売予想価格はそれぞれ3万7,400円前後、2万4,640円前後の見込み。

H9 Flow

 ATX/microATX/Mini-ITXに対応し、最大10基のファンを取り付けできる。また、最大で360mmラジエータまで搭載でき、すべての吸排気部分にはダストフィルターを備える。

 マザーボード搭載エリアとストレージ/電源ユニット/ケーブル類搭載エリアを分けるデュアルチャンバー構造を採用。マザーボードから出るケーブルを隠すケーブルバーを装備するほか、裏配線スペースは最厚部で91mmの空間を確保し、ケーブルガイドや面ファスナーも備える。

 加えて、別売りのマウンティングキット「Vertical GPU Mounting Kit」を使用することでビデオカードの垂直搭載にも対応。H9 EliteにはLEDやファン制御用のコントローラ「RGB & Fan Controller」も装備する。

 カラーはホワイトとブラックの2色を展開。本体サイズは共通で290×466×495mm、重量はH9 Eliteが13.9kg、H9 Flowが12.1kg。

H9 Elite

F RGB DUOシリーズ

F140 RGB DUO(ブラック)

 表裏両方にRGB LEDを搭載し、吸気および排気のどちらで使用してもLEDライティングを楽しめるというファン。140mmモデルの「F140 RGB DUO」と120mmモデルの「F120 RGB DUO」を用意し、米国価格はそれぞれ34.99ドル、32.99ドル。

F120 RGB DUO(ホワイト)

 LED搭載部分は光を拡散するディフューザーカバーで覆われており、柔らかい光り方を実現しているほか、軸と軸受が接触しない流体動圧軸受を採用し、優れた静音性と6万時間の動作寿命を実現しているという。

 ファンの4隅のネジ穴には振動ノイズを抑える振動防止用ゴムを搭載し、専用ソフトウェア「CAM」を使用することでLEDの設定が可能。カラーはホワイトとブラックの2色を展開する。

 また同社は、2基のF140 RGB DUOまたは3基のF120 RGB DUOのセット商品も用意し、米国価格はそれぞれ84.99ドル、114.99ドル。

F140 RGB DUO(Twin Pack、ホワイト)
F120 RGB DUO(Triple Pack、ブラック)

C1200 Gold

C1200 Gold

 C1200 Goldは、ハイエンドビデオカードに対応する12+4ピンの12VHPWRコネクタを搭載した1,200W 80PLUS Gold電源。米国価格は219.99ドル。

 流体動圧軸受を備える135mm静音ファンを搭載し、低出力時にはファンを停止できる準ファンレス仕様を採用。フルプラグイン電源ユニットであるほか、すべてのコンデンサに105度対応の日本製コンデンサを用いることで信頼性と長寿命化を図っている。

 本体サイズは150×150×86mm。10年間の製品保証を付属する。