米Xerox、HPの買収を提案

　米HPは6日(現地時間)、米Xerox Holdingsより買収提案を受けたという声明を発表した。

　HPが最近行なった証券アナリストミーティングにおいて、同社の今後数年にわたる戦略は、進化を続ける業界のなかで成功を導き出せるものだと自信をあらわにしている。

　その一方で、これまでXeroxと企業の統合について時々話し合いを進めてきたという。そして5日(現地時間)に買収提案を持ちかけられたという。

　HPは今後株主の利益を重視し、慎重に選択をしていくとしている。

　なおXeroxは、現在提携している富士フイルムについての関係を見直すと5日に発表しており、Xerox内部で再編が進んでいることがわかる。

・富士ゼロックスの株式25%を、富士フイルムの子会社に売却
・Xeroxの製品供給継続性を保証する、将来の製品プログラムの調達条件を変更
・富士ゼロックスとのOEMジョイントベンチャーであるXerox International Partnersの51%の株式を、富士ゼロックスに売却。プリンタエンジンの特許権も売却
・富士フイルムがXeroxに対して提訴した10億ドルの損害賠償の裁判を取り下げ